2008年03月28日 更新

正真正銘のエースへ 楽天・岩隈4季ぶり完封!

オリックスを完封し、藤井と握手する楽天・岩隈=スカイマーク

オリックスを完封し、藤井と握手する楽天・岩隈=スカイマーク

 (パ・リーグ、楽天2−0オリックス、3回戦、2勝1敗、27日、スカイマーク)最高の形で今季1勝目を手に入れた。わずか2安打、さらに無四球で、つけいるすきを与えない。開幕戦は7回1失点と好投しながら白星を逃した岩隈。その悔しさを2004年4月以来4年ぶり、楽天移籍後は初の完封で晴らした。

 中盤までリードはわずかに1点。楽な展開ではなかったが、そんなことを感じさせない安定感があった。スピンの効いた直球に加えて変化球の制球も良く「球持ちが良かった。低めに集めて打たせて取る投球ができた」と振り返る。一回二死二塁を難なくしのぐと、その後は二塁さえ踏ませず、五回以降は3人ずつで片付けた。

 キャンプ中から、野村監督には「エース候補」と言われてきた。近年は故障がちで期待に応えていなかったから、あくまでも「候補」だった。しかし、その指揮官をして「無四球でしょ。言うことなし。1点あれば十分だったね」と言わしめた。

 背番号21も「責任はしっかり果たせた」と安堵(あんど)の表情を見せた。「エース候補」から正真正銘のエースへ。脱皮を予感させる117球だった。

★球団初の2戦連続完封

 楽天は26日の永井に続き、岩隈が無四球完封勝利を挙げた。2006年9月に継投での白星を含む2戦連続の無失点勝利があるが、完封が2試合続いたのは球団初の快挙だ。

 本拠地の開幕戦となる29日の日本ハム戦では田中が先発する予定。野村監督は「いい形で二つ勝って、マー君(田中)。いいホーム開幕を迎えられる」とご満悦だった。