2008年06月02日 更新
俊輔、W杯予選はそれなりの戦いがある「泥臭くても勝つ」

練習で今野をなぎ倒すなど気合十分の俊輔。ファンタジスタが泥臭く勝ちにいく(撮影・大橋純人)
日本が誇るファンタジスタが、たとえ自らの持ち味を消してでも勝負にこだわる。俊輔がオマーン戦に“泥臭く”臨む。
「DFからポンポン出してゴールまで行くのは、何%かしかない。きれいなサッカー、いい形はあまりないと思う。でも、点は取りますよ」
キリン杯では、1勝1分けでタイトルを獲得した岡田ジャパン。しかし、あくまでも親善試合で、W杯出場をかけた勝負とは違う。それだけに、06年ドイツW杯の予選も経験している俊輔は“華麗さ”ではなく、“泥臭さ”にこだわった。
今合宿を通じて、チームにゴールへの意識を浸透させてきた俊輔。2日の一戦は、その集大成となる。形はどうでもいい。ゴール目指して“突っ込め”が、俊輔のメッセージ。オマーンのGK対策として「あんまりふわっとしたボールはあげない。守備範囲が広いから」。鋭いクロスで、攻撃参加したDF中沢、闘莉王を狙うことも想定した。
04年にオマーンと3度対戦している日本。特に2月18日のオマーン戦(埼玉)では苦しんだ。後半ロスタイムに俊輔からボールを受けたFW久保が決め、なんとか勝利。この経験があるだけに、なりふり構わず勝ちにいく大事さが分かる。
「もし、あした(2日)悪い結果が出ても、全然前を向くべき。W杯予選は、そんなに簡単に勝てるもんじゃない」。慎重な言葉は、勝負の厳しさを分かっているからこそ。持ち前の華麗なプレーを封印して、岡田ジャパンを勝利に導く。
(峯岸弘行)
★俊輔FKで中沢おとり
DF中沢(横浜M)は「大事な一戦になる」と表情を引き締めた。「肩に力を入れる必要はない。(前回のバーレーン戦では)変な緊張があった。失敗を繰り返してはいけない」と、とにかく勝ちに行くことを強調。MF中村俊(セルティック)とのセットプレーについては「得点のチャンスが高いプレー。僕がおとりになれれば」と話していた。
◆DF長友(FC東京)
「固めてくるだろうから、サイドから攻め込みたい」
◆GK楢崎(名古屋)
「細心の注意を払って、いつも通りやる」








◆MF今野(FC東京)
「バーレーン対オマーンはちょっとだけ(映像で)見た。スピードある選手が多いし、身体能力が高い。間違いなく、弱くはない」