2008年05月14日 更新

VVVが日本人獲得へ…会長が18日東京V−清水を緊急視察

 MF本田圭佑(21)が所属するオランダ1部・VVVフェンロが2人目の日本人選手の獲得に乗り出していることが13日、分かった。ハイ・ベルデン会長が緊急来日し、18日の東京V−清水戦(味スタ)を視察する。チームは来季2部に降格するため、本田圭の移籍は確実。同会長は「アタッカーが欲しい」と攻撃的な選手を獲得し、1年での1部復帰を目指す。

 1年での1部復帰を目指すVVVフェンロが来季に向けて早くも動き出した。ベルデン会長が注目しているのは、本田圭に続く日本人選手だ。

 「日本人のアタッカーが欲しい」

 今年1月に獲得した本田圭の強さやサッカーセンスを高く評価する同会長は、2人目の日本人選手獲得を明言した。17日に来日し、本田圭の代理人を務めるJFA公認代理人の清岡哲朗氏と、18日の東京V−清水戦を視察する。

 同会長が求めているのは、若く攻撃的な選手。VVVのU−23オランダ代表FWアムラバットが来季、PSVに移籍することが決定し、即戦力が必要となっている。4月6日の神戸戦でJ初ゴールを決めた東京Vの18歳のMF河野、清水のU−23日本代表のFW岡崎とFW原、FW矢島らが対象となる。

 VVV関係者によると、他クラブの選手もリストアップされており、今回の来日で補強の方向性が決まる見通し。

 同時に2人の日本人選手を抱える可能性もあるが、現実的な狙いは本田圭の後任。VVVは7日の1、2部入れ替え戦第3戦・デンハーグ戦(アウェー)に0−2で敗れ、来季2部降格が決定。本田圭との契約はあと2年残っているが、ベルデン会長は「本田はいい選手だから2部より上のカテゴリーでやりたいだろう」と移籍容認を示唆している。また本田圭には、イングランド2部プリマスからオファーが届いたことも判明し、移籍は確実な状況だ。

 1部復帰のかぎを握る存在として、Jリーガーに熱視線を送るVVV。新たな日本人選手がオランダで飛躍のチャンスを迎える。

■VVVフェンロ

 1903年創立。今季は2部より昇格し、7勝8分19敗の勝ち点29で17位。1部、2部入れ替え戦に敗れ、来季2部降格が決定。過去には元市原(現千葉)監督のフェルシュライエンや元名古屋監督のフェルフォーセンの両氏も指揮を執った。ベッツェル監督。ベルデン会長。ホームタウンはフェンロ、ホームスタジアムはシーコン・スタディオン(6212人収容)。

■矢島 卓郎(やじま・たくろう)

 1984(昭和59)年3月28日、滋賀・志賀町生まれ、24歳。早大在学時に川崎の特別指定選手となり、06年に清水入団。J1今季11試合0得点。同通算56試合10得点。J2通算1試合0得点。1メートル82、78キロ。

■岡崎 慎司(おかざき・しんじ)

 1986(昭和61)年4月16日、兵庫・宝塚市生まれ、22歳。滝川二高から05年に清水入団。J1今季9試合2得点。同通算38試合7得点。1メートル73キロ、70キロ。

■原 一樹(はら・かずき)

 1985(昭和60)年1月5日、千葉・松戸市生まれ、23歳。市船橋高3年時に全国高校選手権優勝。駒大に進学し03年U−18日本代表。04年U−19代表。05年U−20代表に選出。07年に清水入団。J1今季8試合1得点、同通算9試合1得点。1メートル77、73キロ。

■河野 広貴(かわの・ひろき)

 1990(平成2)年3月30日、神奈川・相模原市生まれ、18歳。8歳で東京Vの下部組織に入団し、東京Vユースを経てトップ昇格。J1今季9試合2得点。J2通算1試合0得点。1メートル65キロ、58キロ。