2008年05月10日 更新

右肩ケガも川崎撃破へこの男!浦和・闘莉王強行“俺がやる!”

右肩を痛めていても闘莉王は迫力満点。強行出場で首位を守る(撮影・財満朝則)

右肩を痛めていても闘莉王は迫力満点。強行出場で首位を守る(撮影・財満朝則)

 J1は10日、首位・浦和と3位の川崎が対戦。右肩靱帯(じんたい)損傷で万全ではない浦和DF田中マルクス闘莉王(27)はライバル撃破のため、強行出場が濃厚だ。4連勝中と好調な川崎はU−23日本代表候補MF菊地光将(22)が9日、闘莉王の完全封鎖に闘志を燃やした。

 青空が広がる大原グラウンドに、闘莉王の笑顔があふれた。ミニゲームで最多の4得点。6日の千葉戦で右肩の靱帯を損傷したのがうそのような活躍で、通常より1人多い19人の遠征メンバーに入った。

 右腕を大きく動かすことができず、衣服の着脱にも四苦八苦する。「肩はまだ痛い。明日はまだ分からない」と多くは語らず練習場を後にした。しかし、川崎戦に対する気持ちは固まっている。

 ある主力選手からは「2点取ったら交代していいよ」と、先発を前提にした話を持ちかけられた。藤口社長も「他にも元気な選手がいるが、彼は何があっても『やる』というだろう」と強行出場を直訴すると確信している。「彼の動きは問題ない。日に日によくなっている」とエンゲルス監督も先発に前向きだ。

 得点ランク3位タイの6得点。ボランチとして攻守もつかさどる。川崎には昨年、1分け1敗と1度も勝てなかった。けがの悪化が危惧されるが、難敵撃破に闘莉王は欠かせない存在だ。

(千葉友寛)