2008年05月09日 更新

VVVフェンロが2部降格、本田退団は決定的 争奪戦必至!

デンハーグ戦で攻め込む本田。VVVフェンロの2部降格が決まり、退団が決定的となった(共同)

デンハーグ戦で攻め込む本田。VVVフェンロの2部降格が決まり、退団が決定的となった(共同)

 【デンハーグ(オランダ)8日=ロビン・ストックス通信員】MF本田圭佑(21)が所属するオランダリーグ・VVVフェンロが7日、1、2部入れ替え戦第3戦のデンハーグ戦(アウェー)に0−2で敗れ、通算1勝2敗で来季の2部降格が決定した。これで、左MFでフル出場した本田圭の移籍は確実。すでに獲得に乗り出しているイングランド2部・プリマスに加え、数クラブが興味を示しており、争奪戦となりそうだ。

 2部降格を告げるホイッスルが鳴り響く。本田圭は力が抜けたように、その場に倒れ込んだ。

 「残念です。今は何をいってもオレらは下に落ちる。この悔しさは一生忘れられないと思う」

 今年1月に1部残留に向けた秘密兵器として、名古屋から移籍。この日は左MFでフル出場し、チャンスを作ったが、ついに勝利には届かなかった。VVVフェンロでは入れ替え戦3試合を含め17試合2得点だった。

 注目の去就については「本当に自分をほしがってくれるチームでやるべきだと思う。フェンロはそういうチームの1つだと確信している」と話した。しかし、ベルデン会長は「本田はいい選手だから2部より上のカテゴリーでやりたいだろう」と移籍を容認する考えで、退団は決定的だ。

 現時点で最も関心を寄せているのは、イングランド2部・プリマスだ。チーム関係者が4日と7日の試合を視察。近日中にオファーを出す見込みだ。さらに、ベルデン会長は「プリマスだけではなく国内のクラブも本田を欲しがるだろう」として、オランダ1部のクラブも名乗りを上げてくると予想している。

 U−23日本代表が出場するトゥーロン国際大会(20日開幕、フランス)のメンバーにも招集されている本田圭。「来季が始まる前に五輪がある。そこで何かが変わると思う。切り替えてトゥーロンに向けていい準備をしたい」と、新たな目標に気持ちを切り替えた。

■本田 圭佑(ほんだ・けいすけ)

 1986(昭和61)年6月13日、大阪府生まれ、21歳。石川・星稜高3年時に全国高校選手権で4強。04年に名古屋の特別指定選手として公式戦に出場し、05年に正式入団。06年にはA代表に初選出された(ベンチ入りのみ)。北京五輪出場獲得にも貢献。今年1月にオランダリーグ・VVVフェンロに移籍。J1通算90試合11得点。オランダリーグ通算14試合2得点。1メートル82、74キロ。

■プリマス

 1886年創立。2001−02シーズンにイングランド4部で優勝し同3部に昇格、03−04シーズンには3部で優勝し2部に昇格。今季は17勝13分け16敗で10位(4日現在)。本拠地はイングランド南西部にある港町プリマスのホーム・パーク(約2万人収容)。ポール・ステイプルトン会長。ポール・スタロック監督。