2008年05月08日 更新

ヒデ極秘練習!!思い出の平塚でシュート50本

J2湘南の練習に参加した中田氏(右)。利き足ではない左足でのパスも現役時代同様に正確だった(撮影・戸加里真司)

J2湘南の練習に参加した中田氏(右)。利き足ではない左足でのパスも現役時代同様に正確だった(撮影・戸加里真司)

 サッカー元日本代表MFの中田英寿氏(31)が7日、神奈川県平塚市内で行われたJ2湘南の練習に極秘参加。06年7月の現役引退表明後、国内では初めて公の場でサッカーをする姿を披露した。6月7日の世界選抜戦『+1フットボールマッチ』(日産ス)に向けた体作りが目的で、2時間半にわたる本格的な練習を敢行。突然の登場に驚くファンの前で、“中田健在”をアピールした。

 約2年ぶりに中田氏が日本のピッチに帰ってきた。腰に手を当て水を飲む姿、悔しそうに天を仰ぐしぐさ、正確無比なシュート…。あの懐かしい光景が、相模川沿いのサッカー場に再現された。

 ドイツW杯直後の引退表明から674日。長くなった髪を後ろに束ね、紺色の湘南の練習着に身を包んだ“王様”がさっそうと登場した。国内の公の場でサッカーをするのは引退後初。「中田だよ、中田」。突然現れたスターに、サポーターからも歓声が上がった。

 午後1時15分から練習を始め、約50本のシュートなど2時間半の本格メニュー。「もうやめようか」と練習を終えた中田氏は、うわさを聞いて駆けつけた約50人のサインの求めに応じるなど、人気ぶりも健在だった。

 世界各地を旅して目の当たりにした貧困、環境問題に目を向けるきっかけとして、世界選抜戦を企画。「やるからには現役に負けないくらいやる」との意気込みを表す、古巣(当時はJ1平塚)での練習参加だった。一緒に練習した元アトランタ五輪日本代表の同僚・松原良香氏も「タイでも一緒に10日間、練習しました。まだまだやれる」。すぐにでも現役復帰できそうな姿に、“本気モード”が表れた。

 934日ぶりの日本での雄姿へ。中田氏は着々と準備を進める。

(志田健)

★驚異の売れ行き

 6月7日の『+1フットボールマッチ』は4月16日からチケットが先行販売され、出場選手が中田氏以外未定ながら2万枚以上を完売した。オークションサイトでは定価の10倍の3万円以上で取引されるなど、驚異の人気を示している。

★東京Vと練習試合

 中田氏は今後、湘南などで練習を続行。14日には国内では引退後初の公の場での試合となる、東京Vとの練習試合を都内で行う。同試合では世界選抜と対戦する「ジャパン・スターズ」として、かつての日本代表選手らが集結。東京VもFWフッキ、ディエゴらJ屈指の破壊力を持つトップチームで迎え撃つ予定で、格好の“腕試し”の場になりそうだ。