2008年05月04日 更新

巻、執念の強行出場実らず…勝てない千葉10戦白星なし

 J1第10節第1日(3日、千葉0−1柏、フクアリほか=9試合)千葉は右ひざ痛のFW巻誠一郎(27)が強行出場しながら柏に敗れ、今季未勝利の6連敗。

 温かい声援が、かえって心に突き刺さった。今季リーグ戦未勝利の千葉は、不祥事に揺れる柏にも勝てない。ホームで味わう10戦勝ちなしの屈辱にもサポーターは試合後、大声援を送った。

 「早くサポーターに勝ち点3をあげたい。あいさつに行ったときは泣きそうになりました」。1点を追う後半32分、GKと1対1になりながらゴールを逃したFW苔口は唇をかんだ。

 チームの苦境を救うため、先月23日の日本代表候補合宿で右ひざを打撲した巻が強行出場した。しかし、本来の出来とはほど遠い。交代を考えたクゼ監督はハーフタイムに足の状態を確認したが、「大丈夫です」と後半25分まで出場。それでも執念は実らなかった。

 昨季の主力が5人抜け、シーズン序盤から負傷者続出。連敗は6に伸びた。「いつまでも我慢できるわけではない」とある幹部。2部落ちがない名門は体制の見直しを含め、大きな岐路に立たされている。

(林健太郎)