2008年04月28日 更新

大久保ヨシヨシ2発!神戸5年ぶりに“阪神ダービー”を制す

2得点を挙げてMVPに輝き、賞品のバイクにまたがって笑顔を見せる大久保(撮影・吉澤良太)

2得点を挙げてMVPに輝き、賞品のバイクにまたがって笑顔を見せる大久保(撮影・吉澤良太)

大久保(左)は前半39分、ヘディングで先制ゴールを決めた(撮影・吉澤良太)

大久保(左)は前半39分、ヘディングで先制ゴールを決めた(撮影・吉澤良太)

 J1第8節最終日(27日、神戸2−1G大阪、ホムスタ)神戸がFW大久保嘉人(25)の2得点でG大阪に2−1と快勝。2003年以来5年ぶりに“阪神ダービー”を制し、公式戦6試合ぶりの白星をつかんだ。神戸は7位に浮上し、敗れたG大阪は8位に転落。

 まさに独り舞台。神戸の頼れる主将、大久保が不調のチームを救った。後半12分、MFボッティの縦パスを相手DF中沢と競り合うと、こぼれた球にすぐに反応。一瞬のスピードでDF山口をかわすと、右足を振り抜いた。チームは公式戦6試合ぶりの白星で、4月初勝利となった。

 「同点で苦しく、絶対に点を取ってやろうと思っていた。ああいうゴールはあんまり決めたことがないので、うれしい」

 大久保にとっては、3月15日の川崎戦以来のゴール。1試合2発は昨年9月22日の名古屋戦以来だ。5年ぶりの打倒ガンバに貢献。大久保が得点した公式戦は、これで12勝2分けの“不敗神話”も続いている。

 3月中旬から靴ずれで苦しみ、ふくらはぎまで腫れた。3月26日のW杯アジア3次予選・バーレーン戦でも痛みを引きずっていた。ある日本代表コーチはその後、Jリーグの試合を視察に訪れた際にその事実をクラブ幹部から知らされて驚いたという。この日は2月に手術した右ひざにテーピングをグルグル巻きにして臨んだが、本人いわく「全然、大丈夫」。

 松田監督は「まさしくエースの仕事」と手放しでたたえた。「きょうのようにやれば(今後も)勝てると思う」と大久保。エースが目覚め、鹿島(4月30日)&浦和(5月3日)との“強豪2連倒”を視野にとらえた。

(恵濃大輔)

★岡田監督、大満足の“関西遠征”

 日本代表・岡田監督が、代表勢が多数出場した“阪神ダービー”を視察した。スタンドからFW大久保の2得点を見届けると、試合終了を待たずに足早にスタジアムを後にした。前日26日のFW高原(浦和)の2得点に続き、またもエース候補の豪快ゴールを生観戦した格好。決定力不足の改善を急ぐ指揮官にとって、大満足の“関西遠征”になった。