2008年04月24日 更新

平山、ダメじゃん 練習試合キレなし…五輪ピンチ

浦和・橋本(左)のチャージを受け、ピッチに倒れ込む平山。北京出場は風前のともしびだ(撮影・大橋純人)

浦和・橋本(左)のチャージを受け、ピッチに倒れ込む平山。北京出場は風前のともしびだ(撮影・大橋純人)

 U−23日本代表候補合宿(23日、埼玉県内)2組に分けて午前にJ1浦和、午後に大宮との練習試合を実施。FW平山相太(22)=FC東京=は浦和戦にフル出場したが、シュート1本で無得点に終わるなど精彩を欠き、反町康治監督(44)へのアピールに失敗。北京五輪代表入りがいよいよ厳しい状況だ。合宿はこの日で終了し、U−23代表は5月下旬のトゥーロン国際大会(フランス)に出場する。

 落胆ぶりは、いつも以上に小さな声が象徴していた。「アピール? いや…。満足はしていない。手応え? 分からない」。反町ジャパン結成時はエース候補だった平山が、もはや北京行きキップさえ危うくなった。

 浦和戦にFW李との2トップで先発。3月のアンゴラ戦代表から外れ、その後のJでも活躍できていないだけに、存在感を示したかった。しかし中盤でたびたびボールを失う。後半18分にはDF細貝から絶好の右クロスを受けながらヒールパス。シュートわずか1本に終わり、積極性のかけらも見えなかった。

 海外組などを考えると、今合宿メンバーに残された代表枠は9程度。平山は五輪1次リーグ同組のオランダでプレー経験があるが、反町監督は「(平山が)肌で感じるものはあると思うがチームに反映されるかは別」と切り捨てた。さらに、「攻守にハードワークできる選手。パーソナリティーに優れている選手」が選出の条件。元気のない平山の姿は、とても当てはまるとはいえない。

 PKを決めた李以外のFW陣も不発のため、今後のJで奮起すれば道は開けそうだ。だが、FC東京でも出番がない。「リーグ戦で頑張るしかない」と唇をかんだ1メートル90。日本では稀有な才能は、北京では見られないのか。

(須田雅弘)

★反町監督手応え「実りある3日間」

 U−23代表もA代表同様3日間の候補合宿を打ち上げた。「かなり把握できたことがあった。実りある3日間だった」と反町監督。「ひと皮もふた皮もむけた選手がいるし、新しい発見もあった」と、久々招集のMF谷口や初招集のDF吉田らを評価しつつ、これで国内組の絞り込みを敢行。5月下旬のトゥーロン国際では、海外組やACL組を含めて25人前後を招集する。

★谷口、生き残りへ猛アピール2発

 MF谷口が生き残りへ猛アピール。「北京にいける可能性がある限り全力で頑張ろうと思っていた」と、大宮戦で2発の右足ミドル弾をたたき込んだ。「まぐれです。内容も大事だけど結果がすべてなので、よかった」と手応えを得た様子。昨年7月以来の招集で、反町ジャパンでは控えだった男が存在感を示した。

◆“飛び級”で追加招集された18歳のMF大竹(FC東京)

 「五輪よりもこの合宿でうまい人とプレーをしてレベルアップできればいいと思っていたので、一緒にやれてよかった」