2008年04月21日 更新
反町ジャパン、キビシ〜!五輪1次リーグは強豪揃いのB組

組み合わせ抽選を終え、会場を後にする反町監督は、厳しい表情(共同)
【北京20日=峯岸弘行】北京五輪サッカー男女の1次リーグ組み合わせ抽選が20日、北京市内で行われ、日本男子は昨年この世代の欧州王者・オランダ、96年アトランタ大会優勝のナイジェリア、北中米の雄・米国と強豪がそろうB組に入った。反町康治監督(43)も厳しい組であることを認めたが、目標のメダル獲得に突き進むことを宣言した。女子はノルウェー、米国、ニュージーランドと同じG組となった。
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覚悟はしていても、いざ現実になると身が引き締まった。分かれることが決まっていた同じアジアの中国、韓国、豪州と比べれば最も厳しいB組。北京の物々しい警戒の中で、反町監督は正直な思いを口にした。
「厳しいグループになるのは分かっていた。オランダのこの世代は強い。アルゼンチンとの2強かな。そういう意味でやりがいはある」
最大の敵はシード国、オランダ。五輪予選を兼ねた昨年のU−21欧州選手権を制した今大会V候補。05年に世界ユースを自国開催し、常にこの世代の中心を担ってきた。同ユース初戦で対戦した日本は1−2敗戦。FW平山がヘッド弾を決めるも及ばなかった。5月20日のトゥーロン国際大会初戦が前哨戦となる。
2位で決勝トーナメントに進出できるだけに、第3戦でオランダと当たる前に勝ち点を稼ぎたいが残り2カ国も強豪。しかも、ともに日本が過去の五輪で敗れた“因縁”の相手だ。ナイジェリアは96年アトランタ五輪1次リーグ第2戦で対戦。初戦でブラジルを破る金星を挙げていながら、0−2完敗。8強入りを逃す要因となった。ナイジェリアは同五輪で金メダル。この世代は05年世界ユースで準優勝。アフリカ勢は五輪への意気込みも強く、高い身体能力で日本に襲いかかる。
米国には00年シドニー五輪準々決勝でPK負け。反町ジャパンでは、昨年2月の親善試合(熊本)では0−0ドロー。
「今までアフリカ勢には苦戦してきた。非常に厳しい展開になる。米国は顔ぶれは変わってくると思う。しっかり検証したい」と警戒を強めた反町監督。“死の組”と呼べるほど厳しいが、力強くこう語った。
「大きく方向転換するようなことはない。足元を見て、日本人らしいサッカーをしたい」。68年メキシコ五輪銅以来のメダル獲得へ、強敵相手でも、みずからの軸足をぶらすことはない。
【男子】
▽A組 コートジボワール、アルゼンチン、オーストラリア、セルビア
▽B組 オランダ、ナイジェリア、米国、日本
▽C組 中国、ニュージーランド、ブラジル、ベルギー
▽D組 韓国、カメルーン、ホンジュラス、イタリア
【女子】
▽E組 中国、スウェーデン、アルゼンチン、カナダ
▽F組 北朝鮮、ナイジェリア、ドイツ、ブラジル
▽G組 ノルウェー、米国、日本、ニュージーランド

オランダの主力はリバプールでも活躍するバベル(ロイター)
◆オランダ協会・ヘンク最高経営責任者
「非常に興味深いチームがそろった。準々決勝以降はブラジルやアルゼンチンなど強豪がそろうが、目標は金メダルだ」
◆ナイジェリアのシアシア監督
「とてもタフなグループ。もちろん、オーバーエージは3人使うが、まだ決めていない。欧州組? そうだね」
◆日本女子代表・佐々木監督
「そんなにナーバスになることはない。やりやすいグループだと思う。ぜひ、みなさんの期待に応えたい」
◆日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン
「男子は厳しい組に入った。ベスト8入りを目指して死力を尽くしてほしい。女子は頑張れば決勝トーナメントに進出できる組み合わせだと思う」
■大会方式
男子は16チームが4組に分かれ、各組2位までが、決勝トーナメントに進出。勝ち点で並んだ場合は3試合の得失点差、総得点の順で争われ、それでも並んだ場合は当該チーム同士の成績によって順位を決める。女子は12チームが3組に分かれ、各組2位までと3位の上位2チームが決勝トーナメントに進む。
★反町監督がマッチメーク交渉
反町監督は北京での抽選会後、会場でベルギーやセルビアの協会関係者と会談。トゥーロン国際(5月20−29日)に出場後、6月上旬まで欧州に残って強化試合を実施したい意向を持っているだけに、マッチメーク交渉などをしたもよう。オランダの情報を収集するためのネットワーク作りにもなる。またアルゼンチンやブラジルといった強豪と別組になったため、今後強化試合実現を目指すことになる。反町監督は21日に帰国。さっそく代表候補合宿を指揮する。








◆オランダのレミー・コーチ
「平山? もちろん知っている。本田? 彼も(五輪の)メンバーなのかい? 彼はよくやっているよ。とてもおもしろい組だね」