2008年04月15日 更新
浦和・高原が先発落ちピンチ…今季無得点、チャンスはあと2戦

全体練習に加わらず、別メニューで調整した高原はさえない表情

左太もも裏痛から復帰し、チームに合流した田中達(左)。高原もうかうかしてはいられない(撮影・大橋純人)
日本代表のエースとして復調が待たれる浦和FW高原直泰(28)が、先発降格のピンチだ。今季無得点の高原は14日の練習後、ゲルト・エンゲルス監督(50)に「(体調は)大丈夫なので、監督の方で(16日のナビスコ杯の先発を)判断してください」と出場を“直訴”した。ライバルも続々と復帰予定の中、帰国初ゴールで自らの存在感を取り戻す。
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悩み抜いた末の覚悟なのか。それとも自分だけが知る手応えなのか。埼玉・大原グラウンドでの全体練習に加わらず、室内で別メニュー調整を終えた高原が、衝撃的な言葉を口にした。
「試合はたくさん出たいけど、FWなので結果出さないと…。結果を出さないと、監督も(自分を)使いづらくなりますから」
日本代表のエースとしても期待される高原が、危機感をはっきりと認めた。帰国初ゴールを狙った13日の鹿島戦でも前半だけで永井と交代。その永井が2得点を挙げ、高原の不振が一層、浮き彫りになった。この日も右太ももなどに抱える不安のため、自転車こぎなどでの調整にとどまった。
それでも、エンゲルス監督にナビスコ杯出場を猛アピールしたのは、永井以外のライバルの動向も、高原の尻に火をつけたからだ。左太もも裏痛から再起をめざす田中達がこの日から練習に合流。5日の平成国際大との練習試合にも出場予定だ。
ブラジルで右ひざの治療に専念していた昨季のJリーグMVPのMFポンテも近日中に来日する。攻撃的な選手が続々とピッチに戻るため、先発の“指定席”も奪われかねない。
「ナビスコ杯のメンバー? いろいろ考えたけど変更はない」とエンゲルス監督は16日の京都戦で高原の先発起用を示唆。20日のリーグ・大宮戦まで出場機会を与え、復調を待つ方針も過去に明らかにした。しかし、指揮官の我慢にも限界はある。チームでスタメン落ちとなれば、日本代表への招集も確実とは言い難い。がけっぷちで実戦の機会を与えられた高原は、ゴールという結果を示すしかない。
(林健太郎)
★梅崎居残りFK練習
浦和の攻撃的MFとして成長が期待される梅崎が居残りで、広瀬コーチにFKのマンツーマン指導を受けた。U−20代表や大分でも実戦でけったことはナシ。「ちょっとずつよくなっている。バッジオやマラドーナのように自分で(ゴール前で)ファウルを取って、自分でけれるようになりたい」と新しく与えられた役割に意欲的だった。







