2008年04月13日 更新
磐田・川口が変!揺らぐ日本の守護神、5試合連続失点

柴田(左)に2点目のゴールを許した川口(右)。わずか2分間に2失点だ
J1第6節第1日(札幌2−1磐田、12日、札幌ドーム)日本代表・岡田武史監督(51)の視察するなか、磐田の日本代表GK川口能活(32)が、札幌戦で2分間に2失点。チームも1−2敗戦。自身のミスで敗れた先月26日の南アW杯アジア3次予選第2戦・バーレーン戦(マナマ)からこれで5試合連続失点と、岡田ジャパンの正守護神は大不振。
◇
やりきれない思いを、思い切り爆発させた。前半44分。わずか1分前、札幌に痛恨の先制点を許したばかりなのに、再びネットを揺らされた川口はゴール内のボールを右手でつかみ取ると、全力でセンターサークル方向へと放り投げた。
「こういう時期は耐えるしかない。札幌はハードワークしていたけど、うちは勝利に対する執念が足りなかったと思う」
2分間で2失点の屈辱で敗戦。磐田に過去リーグ戦で6戦して1度も勝ったことのなかった札幌に白星を献上し、川口は唇をかんだ。FWダビにひざ蹴りを食らい額にたんこぶまでつくり、踏んだり蹴ったり。先月26日の日本代表でのバーレーン戦、自身の判断ミスによる失点で敗れて以降、どん底の状況だ。
マークミスでDF柴田に許した2失点目に「(DFが)押し上げるかマークにつくかはっきりしないといけなかった。ああいうシーンが今年多い」と苦言を呈したように、磐田守備陣が崩壊している事情もある。しかしバーレーン戦後のJリーグ4戦すべてで失点。今季リーグ6戦で10失点は磐田加入後、自身ワーストのペースだ。
“マナマの悲劇”をきっかけとする低迷から抜け出せない川口に、視察した日本代表の岡田監督も苦笑いを浮かべるしかなかった。「失点はGKはどうしようもなかった。セットプレーからだったし」と責めはしなかったが、正GKの“乱調”は6月のW杯予選4試合に向けて、新たな不安材料となる。
歴代2位の代表通算114試合出場を誇る川口だが、このままなら今季リーグ6戦3失点と好調の名古屋GK楢崎らに立場を奪われかねない。
「下を向いても仕方ない。切り替えてやる」と川口。試練のときを迎えている。
(須田雅弘)
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◆後半開始から途中出場も黒星に磐田MF名波
「パスひとつひとつの意図が見えない。自分勝手なサッカーになってしまっていた」