2008年04月09日 更新

陸上エースはいとこ!千葉・松本…末続と一緒に五輪行く

MF松本は、いとこの末続同様、卓越したスピードでU−23日本代表入りを狙う

MF松本は、いとこの末続同様、卓越したスピードでU−23日本代表入りを狙う

 いとこと一緒に五輪出場だ!! 今季Jデビューを果たし、リーグ戦5試合すべてに先発フル出場している3年目・千葉MF松本憲(20)が8日、五輪代表滑り込みを猛アピールした。千葉関係者も、陸上短距離界のエース末続慎吾をいとこに持つ右サイドのスピードスターを五輪代表スタッフに積極的に売り込み中。松本は低迷するチームを勝利に導く働きで、18日に発表される代表候補合宿メンバー入りを狙う。

 大木をなぎ倒すような強風に、松本憲は背中をぐっと押された。激しい暴風の中、松本憲は志願の居残り練習。右サイドを疾風のごとく駆け上がりクロスを上げ続けた。

 「まずはチーム全体がいい方にいかなければ。五輪? 常にアピールしています」

 陸上男子短距離界のエース末続は、松本の母方のいとこ。公称50メートル5秒7の俊足で、幼少のころから「思い切り走らなくても負けなかった」というスピードは、血のつながりと無縁ではない。

大阪世界選手権の男子200メートル一次予選を走る末続。いとこだけに顔も走りも似ている?

大阪世界選手権の男子200メートル一次予選を走る末続。いとこだけに顔も走りも似ている?

 「(末続には)最近は全然会ってません。でも、(横浜の)実家に(末続が)よく遊びに来ているので、そんな感じもしないですけど」

 末続の高校時代から、競技場やテレビの前で応援。いとこの活躍に刺激を受けてきた松本は、今季のJ開幕から5試合すべてに先発フル出場。サイドバックの人材不足に悩む日本にあって、将来性豊かな逸材なのだ。

 千葉の関係者も松本の飛躍をバックアップ。U−23日本代表スタッフに対し、電話で「一度、(試合を)見に来てください」と積極的に売り込んでいるのだ。松本本人には「北京五輪が開幕するまで、(代表入りを)絶対にあきらめるな!!」と発奮を促す。

 入団3年目の今季、開幕から5試合連続出場中。疲労もたまるころだが、21〜23日に行われる五輪代表合宿に選出されるには、12日の大宮戦(フクダ)で存在をアピールする必要がある。

 「まずは勝ちたい。いや、勝ちます」

 リーグ戦5戦勝ちナシと低迷する千葉を救う、軽快な走りを見せられれば…。いとことのダブル五輪切符も見えてくる。

(林健太郎)

◆昨季、松本がサテライトにいたころから一貫して指導してきた千葉・霜田正浩コーチ

「彼の長所は、何と言ってもスピード。いかに(相手と)駆け引きができるかなど課題はまだありますが、必ずチームの中心になると思っていた。クゼ監督も(松本を)『おもしろい』と思って起用してくれている。どの若い選手にも、必ず1回はチャンスが来る。それが今、彼に来ていると思う」