2008年03月28日 更新

ベッカムが代表100試合出場…2010年W杯へ体力アピール

代表100試合出場を果たしたベッカム。ファンの声援に応える(AP)

代表100試合出場を果たしたベッカム。ファンの声援に応える(AP)

 国際親善試合(26日、パリほか)敵地でフランスと対戦したイングランドは元主将のMFデービッド・ベッカム(32)=LAギャラクシー=が先発して後半途中で交代するまでプレーし、同代表では史上5人目となる100試合出場を果たした。試合はフランスが1−0勝利。ロンドンでスウェーデンと対戦したブラジルは、代表デビューした18歳のFWパト(ACミラン)が決勝点を決めて1−0で勝った。2006年ドイツW杯覇者のイタリアはアウェーでスペインに0−1敗戦。

 世界で最も有名な背番号「7」がピッチに戻ってきた。敵地にもかかわらず、ベッカムがCKをけるたびに7万8500人の超満員となった会場はフラッシュの嵐。試合は前半32分のPKによる失点で敗れたが、“主役”は「感激の涙をこらえるのに苦労した。妻や息子たちの前で忘れられない1日になった」と声を震わせた。

 サッカーの母国、イングランドの代表として史上5人目の100試合出場。右MFで先発し、前半14分にはゴール前でクロスに滑り込む闘志も見せた。

 「Rマドリードで一緒だったカペロ監督に自分の技術を披露する必要はないが、代表を続ける体力があることは示せたと思う」。2月のスイス戦では「DB」と同じイニシャルのMFベントリー(ブラックバーン)が右MFで背番号「7」をつけて活躍。調整不足を理由に自身の招集を見送った監督にアピールした。

 99試合目となった昨年11月の欧州選手権予選はホームでクロアチアに敗れ、母国は24年ぶりに、本大会出場を逃した。「次の目標は、GKを除くプレーヤーとして最多のムーア氏(DF、108試合)に並ぶことだ」。10年南アW杯出場も可能と印象づけた。

★新旧監督も絶賛

 ベッカムを後半18分で交代させたカペロ監督は「期待通りの動きを見せてくれた。最後までプレーさせてもよかった」と語り、今後のベッカム招集を示唆した。また96年にベッカムを初招集したホドル元監督は「イングランドで100試合出場は素晴らしい功績。あと2年間は続けられる」と南アフリカW杯に向けて期待を寄せた。

■データBOX

 イングランド代表では1959年にMFライト(通算105試合)が、初めて100試合の大台に到達。最多はGKシルトンの125試合で、DFムーア(108試合)、MF・FWチャールトン(106試合)が続いている。

★パトがブラジル代表デビュー戦でV弾

 ブラジルはスウェーデン戦で、代表デビューを飾った18歳のパト=写真=が決勝点。1月のセリエAデビュー戦ゴールに続く快挙を挙げた。“王様”ペレが17歳でブラジルを優勝に導いた58年W杯決勝・スウェーデン戦の50周年を記念した試合。後半15分にピッチに立つと同27分、相手GKのクリアをブロックし、こぼれ球をすくい上げて無人のゴールへ運んだ。通常は個人の評価を控えるドゥンガ監督も「初戦であのプレー。非常に才能のある選手だ」。6月に再開するW杯予選や初優勝を目指す北京五輪でも期待の逸材に目を細めた。