2008年03月22日 更新
大久保、練習試合でミドル弾!中東全域でTV放映も関係ねぇ

20日の練習試合で相手選手と交錯して倒れるFW大久保(右)。鮮やかなミドルシュートの映像は敵地・バーレーンでも流れた
日本代表・W杯アジア3次予選直前合宿(21日、ドバイ)FW大久保嘉人(25)=神戸=が、前日20日の地元クラブ・アルナスルとの練習試合でが鮮やかなゴールを決めた。だが、非公開練習を好む岡田武史監督(51)の思惑とは裏腹に、その映像がスポーツニュースで中東全域に放送され、情報がバーレーン側に漏れた可能性が。右ひざ手術から復帰したエースの活躍も、岡田ジャパンには痛しかゆし?
(ペン・須田雅弘、恵濃大輔 カメラ・財満朝則)
◇
迷わず右足を振り抜いた。後半8分、ゴール左の遠めから、手術した“相棒”を一閃。無回転のシュートはGKの手前で揺れるように変化してネットに突き刺さった。追加招集の期待に応える今遠征第1号。大久保が強烈なインパクトを残した。
「うまく入ったね。思いっきり打った。(ひざは)きょうは問題ない」。2月に手術した右ひざにはいまだ痛みが残るが、不安を一掃した。
地元テレビ局『ドバイスポーツチャンネル』が、大久保のゴールシーンを含む試合内容を中東全域で放送。バーレーンでも視聴可能で『OKUBO』の情報は敵国に垂れ流し状態だった。
初戦・タイ戦で決勝弾を決めており、マークを受けることは必至だが、本来の特徴はスピードと裏への飛び出し。ミドルシュートも頭に入れておけば、バーレーンに大久保対策を立てられやすくなる。情報戦での“失点”は否めないが、大久保本人は「いいんじゃないですか。削られなければ」。敵地でのテレビ放送など関係ないと言わんばかり。激しいマークも受けて立つつもりだ。
| 練習試合(35x2本) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 日本代表 | 2 | 1−0 1−0 | 0 | アルナスル |
| 【得点者】高原、大久保 | ||||
★オシム流か岡田流か…守備陣“混乱”
練習試合1本目のシステムは3−5−2だったが、2本目は4−3−3へ変更された。1本目は4トップ気味の相手に対し、終始5バックのような状態に。DF中沢(横浜M)は「1本目はマークのズレでてこずった。(ボランチのMF中村)憲剛と“4バックに変えようか”と話していたけど、監督の規律もあるし、自主的にやるのはどうかと…」と苦悩。オシム前監督時代に学んだ「対応力」か、それとも「規律」か。中沢は本番までに岡田監督と意思確認する考えを示した。
★水本は別メニュー調整…守備に不安
21日の練習はG大阪と鹿島の5人も加わって21人で行われたが、DF水本(G大阪)はいきなり別メニュー調整。最初のメニューで背中付近に違和感を訴えたもようで、トレーナーらの処方を受けて全体から外れた。今代表でセンターバックが本職の選手は中沢(横浜M)と水本だけ。守備的MFの稲本に続いて水本が出場不可能となれば、守備の不安はさらに増大する。
★ドバイ合宿に合流
DF内田篤人(19)ら鹿島勢、DF安田理大(20)らG大阪勢が21日、日本代表のドバイ合宿に合流、さっそく午前からホテル内の施設で軽く汗を流した。ともにアジアCL出場のため、代表合流が遅れていた。








◆日本代表と練習試合を行ったアルナスルのルカ・ボナチッチ監督
「日本は(アルナスルより)上のパフォーマンスをしていた。アジアでもトップクラスの実力だ。サッカーはシンプル。普通に戦えばバーレーンには簡単に勝てる」