2008年03月21日 更新

浦和、開幕公式戦3連敗&無得点!サポーターの怒り爆発!

試合後、サポーターに事情を説明した藤口社長(手前左)と中村GM(同右)

試合後、サポーターに事情を説明した藤口社長(手前左)と中村GM(同右)

ゴール裏に掲げられた超巨大横断幕(撮影・北野浩之)

ゴール裏に掲げられた超巨大横断幕(撮影・北野浩之)

 ナビスコ杯予選リーグ第1節(20日、浦和0−1神戸、埼玉)サポーターの怒りが爆発した。ゲルト・エンゲルス新監督(50)の初陣となった浦和は神戸に0−1惜敗し、今季公式戦3連敗。試合後には約4000人のサポーターが居残り、開幕2試合でホルガー・オジェック監督(59)を解任した藤口光紀社長(58)、中村修三GM(49)らフロントに罵声を浴びせた。状況を好転させるには、結果を出すしかない。

 灰色の雨雲に包まれた埼玉スタジアムに怒声が響き渡る。0−1で敗れ、今季公式戦無得点の3連敗。サポーターの怒りは、フロント陣へと向けられた。

 「フロント、GMの無能さには呆れるばかり。監督を切ってそれでOKか?今やるべき事は勝つだけでなく応援したくなるプレイを見せる事。それを怠ればファンは離れていくぞ」

 試合後、約4000人のサポーターが陣取ったゴール裏には、赤い文字でこう書かれた約80メートルの横断幕が掲げられた。

 さらにサポーターはフロントに事情説明を要求。スタンド下に赴いた藤口社長と中村GMに対して「おれたちは名前で踊るほどばかじゃない」「フロントを補強しろ」「ワシントンを呼び戻せ」などと約50分間、痛烈な言葉が浴びせた。

 確執のあったFWワシントンを放出してまで支持することを決めたオジェック監督を今季、わずか2試合で解任。藤口社長は「これ以上チームがボロボロになるのを防ぐために。早めに対処した」と説明したが、方針が混乱しているととられても仕方がない。補強した日本代表FW高原、FWエジミウソンらが結果を出していないことも、サポーターの不満を募らせた。

 「監督が代わって彼らにも不安があるだろうし、何をやっているんだという気持ちがあると思う。それを真摯(しんし)に受け止めたい」と藤口社長。中村GMも「“WE ARE REDSと言わない”といわれたことが一番心に残っている。早くコールしてもらえるように頑張るだけです」。前身の三菱重工でプレーヤーだった2人は神妙な面持ちだった。

 シュート数は神戸の7本に対して13本と、試合内容は改善されている。エンゲルス新監督も「頑張っていない選手、動いていない選手はいない。こういうサッカーを続ければ勝てると思う」。次戦は23日のナビスコ杯・京都戦(西京極)。サポーターの怒りを静めるためにも、勝つしかない。

(千葉友寛)

★2005年には

 優勝争いをしていた2005年11月、浦和は千葉戦(アウェー)に0−1敗戦。試合後、サポーター約150人がチームバスを取り囲み罵声を浴びせ、つばを吐きかけるなどして進路を封鎖した。スタンドには約50人のサポーターが居残り、ブッフバルト監督と話し合い。「戦っていない選手がいるという話だった。負けた勝ったより、きちんと戦えば我々は応援する、と」と、中村強化部長(現GM)は説明した。