2008年03月09日 更新
横浜M・小宮山の殊勲弾は初ゴール!視察の岡ちゃん上機嫌
J1第1節第1日(8日・日産スタジアム)横浜MはMF小宮山尊信(23)が初ゴール、視察した日本代表の岡田武史監督(51)にアピールした。
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リーグ戦史上3位の6万1246観衆を飲み込んだ日産スタジアムに、若き左サイドのスピードスターが歓喜と悲鳴の渦を巻き起こす。0−0の後半15分、右クロスのこぼれ球を小宮山が右足で押し込んだ。リーグでは03年9月13日以来、1638日ぶりの浦和戦勝利をもたらした。
「開幕で最高のスタートが切れた。(ゴールの)イメージはボールが来る前からあったんで自然な流れだった」。小宮山は、公式戦34試合目での初ゴールに満面の笑みを浮かべた。
そんな男の活躍に、視察した日本代表・岡田監督も上機嫌だった。順大在学時の06年に特別指定選手として加入した小宮山の活躍に「オレが獲った選手だから」とニヤリ。昨年5月の代表候補合宿では、視察したオシム前監督からA代表候補に初招集された経験もある。左サイドバックが人材難の岡田ジャパンだけに、26日の南アW杯予選・バーレーン戦での招集の可能性も十分。小宮山自身も「いいパフォーマンスを続けて、チャンスをつかみたい」と意欲を示す。
桑原新監督の手腕も光った。FWロニー不在を仮定した10人での戦術練習を実施。後半24分、ロニーの退場でそれが現実となったが無失点。様々な状況を想定して練習を行う成果が、いきなり開幕戦で出た形だ。「本当にその通りになって、そんなにやられる気はしなかった」。小宮山も、冷静に対処できた理由に、新監督の危機管理能力を挙げた。
アジア王者を撃破し、最高の幕開けとなった横浜M。名門復活へ、高らかな汽笛を港町に響かせた。
(志田健)
■小宮山 尊信(こみやま・たかのぶ)
1984(昭和59)年10月3日、千葉県出身、23歳。市原ジュニアユースから市立船橋高を経て順大へ。同大在学中の06年、特別指定選手として横浜Mでリーグ戦とナビスコ杯に1試合ずつ出場。07年5月には日本代表候補合宿にも招集された。Jリーグ初出場は06年8月の川崎戦。1メートル74、72キロ
★中沢、浦和の強力2トップ封じ
横浜M守備陣は、浦和の強力2トップに仕事をさせず。日本代表DF中沢は「タカ(高原)は疲れてたね」としたが、自身も練習で右足首を痛めており「右足でジャンプとかもキツイ」という状態。文句なしの完封劇といえた。「オフェンスの時に足が止まっていた。浦和の調子が悪くて合わせてしまった感じ」と反省点も挙げたが、「負けちゃうと若い選手も多いのでドタバタしかねない。内容はともかく、きょうの勝ちは大きい」と手応えも。また、6万超の観衆には「雰囲気は非常によかった。選手として幸せ」と笑顔をみせた。
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◆数的不利を想定するなど名采配をみせた横浜M・桑原監督
「選手が本当に勝ちたい気持ちを出して、90分やってくれた。別にこちらは何も指示してません。選手に感謝したい。それだけです」