2008年03月02日 更新

寿人、値千金ヘッド!広島“大逆転”でクラブ史上初の日本一!

カップを高々と掲げる佐藤寿(左)とストヤノフ

カップを高々と掲げる佐藤寿(左)とストヤノフ

 ゼロックス・スーパー杯(1日、国立競技場)紫の歓喜の輪が、緑の芝の上に映える。広島が“大逆転”で、J発足後ではクラブ史上初の“日本一”の座についた。

 「1点返せば何が起こるか分からないと思っていた」と主将のFW佐藤寿。5人目を務めたPK戦で一度はGK曽ケ端に止められたが、けり直しではきっちり決めてタイトルを勝ち取った。

 ただ“幸運”は、自身のゴールで引き寄せた。1−2の後半40分、左MF服部のアーリークロスに頭で合わせる同点弾。得意の飛び出しで、PK戦に持ち込んでいた。

 試合は日本代表の岡田監督も視察。「J1とかJ2とか関係なくいい選手なら呼ぶ」と話して会場を後にした。「また自分の名前を覚えてくれれば」と佐藤寿。ジャパン復帰にも存在を示した。

 今季復帰したFW久保も途中出場し、後半35分にPKゲット。横浜FCの一員だった昨季開幕戦・浦和戦以来1年ぶりの公式戦ゴールで、復調を誇示。荒れた試合とはいえ、昨季J王者を下したことは今季J2で戦う広島には価値がある。「今年これを取るためにやっているわけではない」と佐藤寿。この勝利を、J1復帰につなげる。

(須田雅弘)


★オシム氏も視察…笑顔で「こんにちは」

 昨年11月16日に急性脳梗塞(こうそく)に倒れた日本代表のオシム前監督が視察。岡田監督とは別のブースで、試合終了まで観戦した。待ちかまえた報道陣に対しては「こんにちは」と笑顔。体重も徐々に戻っている様子で、順調な回復ぶりをうかがわせた。