西川「わざとイエロー」問題、厳罰も 

2008.7.23 05:02

 北京五輪日本代表直前合宿(22日、神戸市内)北京五輪男子サッカー日本代表が、五輪本番に向けた合宿をスタートした。

 しかし、正守護神のGK西川周作(22)=大分=が20日の磐田戦(九石ド)で受けたイエローカードについて、自身のブログに「わざともらった」と書き込んだ問題で、Jリーグは西川を23日に東京まで呼び出して事情聴取を行うことを決定。

 24日には壮行試合第1戦・豪州戦(ホムスタ)を控えるというのに、暗雲が漂い始めた。

 北京五輪に向けた最終段階に突入の合宿初日。景気よく波に乗りたいところなのに、異常事態だ。正守護神の西川は23日、午後7時の豪州戦前日公式練習開始までに、合宿地の神戸とJリーグ事務局のある東京の往復を強いられる。

 「Jはフェアプレーの精神でやっている。サッカーくじのこともある。仮に自分の考えで(イエロー)カードを操作しているのであれば大問題」。険しい顔で語ったのはJリーグの羽生英之事務局長だ。西川の“ブログ問題”を重視。「五輪の練習? そんなの関係ない」。あくまで本人と対面しての事情聴取を決めた。大分の溝畑宏社長も上京させる。

 西川はこの日の五輪代表練習に参加後、「軽率だった。たくさんの人に迷惑をかけて反省している。自分の言動に気をつけたい」と猛省の意を示した。しかしJでは聴取内容次第で裁定委員会を開き、Jリーグ出場停止などの“厳罰”を下す可能性もある。

 Jでは今季開幕直後『ブログべからず集』なるブログ作成上の注意本を選手会と共同で作成。選手に配布し、表現などの注意を喚起してきた。鬼武健二チェアマンも「印象は良くない。五輪合宿中? それとこれとは別。けじめはつけないといけない」と厳しい表情を浮かべ、自らも事情聴取に加わる考えがあることを示唆した。

 Jの試合での事案のため、通常なら処分があってもJリーグ内のもの。五輪出場には影響ないとみられる。しかし、反町監督も事態を憂慮。「五輪ではプロ選手というより“公人”の立場の部分も出てくる。言動とも注目を浴びている」と表情を曇らせた。

 日本の正守護神としてはあまりにもお粗末な失態に、西川も「みんなが見ているということ。結果で恩返ししたい」。ピッチで返すことを誓ったが…。不謹慎な言動が反町ジャパンの本番に、影響を及ぼす可能性すら出てきた。

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