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酒井宏樹が終えた「定着」の今シーズン…マルセイユで何を経験し、何を得たのか?

酒井宏樹が終えた「定着」の今シーズン…マルセイユで何を経験し、何を得たのか?

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酒井宏樹が終えた「定着」の今シーズン…マルセイユで何を経験し、何を得たのか?

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 全コンペティション合わせて50試合に出場、1ゴール4アシスト、総プレータイム3950分という充実したシーズンを、酒井宏樹は終えた。

 「日本人ディフェンダーのヒロキ・サカイとは、どんなプレーをする選手なのか?」

 指揮官やチームメイトがそれを完全に把握しておらず、彼自身も仲間のプレーを実質的には知らない状況にあった1年目の昨シーズンは、まず自分はどんなプレーでどうこのチームに貢献できるのかを彼自身が探り、それを周囲に認知させることに費やした。そして2年目の今季は、チームに浸透した彼のその素質を、毎試合確実に提供していくことを実践するシーズンだった。冒頭の数字を見ても、その点において今季の酒井は及第点以上の出来だったように思う。

 ■「考えて動く」酒井の強み

 酒井が自分の強みとしてチームに提供している素質の一つに、常に自陣に有利になる状況を作ることを考えて動ける、という点がある。たとえば対人プレーにしても、彼が意識するのは寄せのスピードやパワーよりも、その対人プレーを自分たちにとって有利な展開にできるよう事前に計算して動き、実際にその状況を作り出すということだ。

 プレッシングが間に合わずにクロスを出させてしまう場合でも、最低限、利き足でない方で蹴らせる状況にはもっていく、といった具合に。

 「相手が左利きだったら左を切るとか、そういう些細なことですけど、それが積もっていくと相手の攻撃の質が落ちてくる」

 これは10月のパリサンジェルマン(PSG)戦直後の発言だが、そういった意識を持ってネイマールら超強力攻撃陣に対峙した結果、この試合では、ロスタイムに(エディソン)カバーニに同点弾を許すまで、あと一歩で2-1の勝利を奪えるところまで迫った。

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