2017.11.17 11:30(1/2ページ)

【乾坤一筆】連敗欧州遠征を糧に半年後ロシアで笑いたい

【乾坤一筆】

連敗欧州遠征を糧に半年後ロシアで笑いたい

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
乾貴士

 W杯出場32カ国が出そろった。職場や酒場で繰り広げられる「優勝大予想」はサッカー好きにとって至福の時間だ。もっともそれをなりわいとしている身にとっては、能天気な原稿は書けないのが実情。4年前の苦い記憶がよみがえる。

 2013年12月7日。W杯ブラジル大会組み合わせ抽選会の結果を報じるサンケイスポーツ1面は「日本、ラッキーC組」の見出し。コートジボワール、ギリシャ、コロンビアと同組に入った日本。ブラジルやドイツなど歴代優勝国との同組を避け、紙面に期待感が充満した。1勝もできず1次リーグ敗退になるとは夢にも思っていなかった。

 これには伏線がある。抽選会の2週間前。日本は欧州遠征で国際連盟(FIFA)ランキング上位のオランダに2-2と引き分け、ベルギーに3-2と勝った。勢いづいたFW本田圭佑(現パチューカ)は「日本をなめているやつらは一人一人ぶっつぶす」などと放言。かねて自身が公言する「W杯優勝」の目標に裏付けが加わる形となった。

 この痛快さにメディアも便乗した。守備の緩慢さやメンバーのマンネリ化への批判は、どこかへ吹き飛んだ。同行取材した当時の原稿を読み返すと「次はW杯優勝の目標を実現する」などと過剰な期待を込めていた。これを読んだ外国人は驚いたに違いない。

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