2017.11.14 11:56

【サッカーコラム】ハリル監督が抱える浦和へのうしろめたさ ベルギー戦から中3日でACL決勝第1戦

【サッカーコラム】

ハリル監督が抱える浦和へのうしろめたさ ベルギー戦から中3日でACL決勝第1戦

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No Ball, No Life
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5日の鹿島戦で敗れ、肩を落とす左から浦和の槙野智章、西川周作、長沢和輝

5日の鹿島戦で敗れ、肩を落とす左から浦和の槙野智章、西川周作、長沢和輝【拡大】

 【No Ball,No Life】この時期でなければ、手放しで喜べただろう。14日(日本時間15日)にベルギーとの国際親善試合に臨む日本代表メンバーに、浦和からGK西川周作(31)、DF槙野智章(30)、MF遠藤航(24)、MF長沢和輝(25)、FW興梠慎三(31)の5人が選出された。ちなみに10月のキリン・チャレンジ杯に選ばれたのは、槙野と遠藤の2人だけだった。

 「もちろん、気にはしている。詳細な説明は控えるが、私はA代表の監督。A代表は私のお家ですから…」

 バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が熟慮した浦和の事情とは、アルヒラル(サウジアラビア)とのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦が、ベルギー戦から中3日の18日に行われること。通常ならば代表選手が5人も選ばれることは名誉で、喜ばしいはずだが、浦和の幹部は「決勝でなるべくいいコンディションで試合ができるようにお願いするしかない」と困惑気味に話した。

 5日に鹿島とのリーグ戦が行われた際、日本サッカー協会の西野朗・技術委員長(62)が試合会場を訪れ、浦和の関係者に説明を行った。西野氏は「浦和の方から『よろしく、お願いします』と言われました」と恐縮しきり。ただ「浦和の選手だけ対応が変わることはない」と代表期間中の途中離脱→チーム合流は認めない方針を示した。

 ハリルホジッチ監督にしてみれば、調子のいい選手、試してみたい選手を選んだ。これは当然だろう。ただ、多少の“うしろめたさ”があったのか、「浦和の選手のことは配慮するしいろいろ考えている」とフォロー。さらに「浦和のファイナル進出は誇りに思う」と持ち上げた。

 指揮官の言う「配慮」とは何か。10日のブラジル戦は槙野がフル出場し、遠藤が後半41分から出場した一方、西川、長沢、興梠は出場機会はなかった。ベルギー戦では5人のうち誰を起用するのか、その起用法に注目したい。

 代表5人を除いた浦和の選手たちは、18日の決戦に備え、敵地で事前合宿を敢行。10年ぶりのアジア制覇へ、コンディションを上げていく。ただ5人は、試合直前にしか合流できず、調整時間も限られている。アルヒラル戦で浦和が快勝することしか、ハリルホジッチ監督の“うしろめたさ”を解消することはなさそうだ。(宇賀神隆)

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