2017.10.31 12:23(1/2ページ)

【サッカーコラム】グリエルだけではない…サッカー界でも差別行為は知らなかったではすまされない

【サッカーコラム】

グリエルだけではない…サッカー界でも差別行為は知らなかったではすまされない

特集:
No Ball, No Life
横浜FM・マルティノス(奥)はSNSで差別的行為を受けた。手前はG大阪・井手口陽介

横浜FM・マルティノス(奥)はSNSで差別的行為を受けた。手前はG大阪・井手口陽介【拡大】

 【No Ball,No Life】米大リーグでは世界一を決めるワールドシリーズが開催中。ダルビッシュ有投手(31)と前田健太投手(29)が所属するナ・リーグ王者のドジャースがア・リーグ王者のアストロズと連日、熱戦を繰り広げている。

 そんな世界最高峰の舞台で残念な出来事が起きた。27日の第3戦(ヒューストン)の二回、ア軍のユリエスキ・グリエル内野手(33)がダルビッシュから先制ソロを放った後、目尻を指で引っ張りながら、スペイン語でアジア人の蔑称を口にした。

 サッカー界でも人種差別は大きな問題になっている。日本ではJ1第10節の浦和-鹿島(埼玉)で鹿島のブラジル人選手に対して侮辱的発言をした浦和のDF森脇良太(31)に2試合の出場停止処分が科されたり、横浜MのFWマルティノス(26)がSNS上で差別的な書き込みの被害にあったりした。

 差別的な行為や発言を行った選手らには厳しい処分が下される傾向がある。

 一方、グリエルはこの行為で、来季開幕から5試合の出場停止処分などの処分を科された。2014年にDeNAでプレーしたグリエルは「誰かを傷つけるような意図はない。僕は(日本人を)尊敬している。彼らは僕にチャンスをくれた。もしも彼の気分を害したとしたら、謝りたい」と釈明。「キューバでは日本人も、中国人も、アジア系の人をみんな『CHINO(チーノ、中国人)』と呼ぶ」と話したという。

 確かに中南米地域では深い意図はなく、アジア系の人をチーノと呼ぶ。かつてペルーで大統領を務めた日系人のアルベルト・フジモリ氏(79)は選挙戦で自らチーノと名乗っていたほど。そういう文化圏で育ってきたグリエルに、おそらく悪気はなかったのだろう。まさか、あれが差別に該当するのかという驚きが本音だろう。

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  • ダルビッシュへの差別的行為が問題となったグリエル(AP)
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