2017.9.13 19:57(1/4ページ)

ロッカールームを操る天才、ジダン監督成功の理由

ロッカールームを操る天才、ジダン監督成功の理由

なるべくしてなったロッカールームを操る天才

なるべくしてなったロッカールームを操る天才【拡大】

 2016年1月、ジネディーヌ・ジダンがラファエル・ベニテスの後任としてRマドリードの監督に就任したときは、まるで悪い夢を見ているかのようだった。世間からはフロレンティーノ・ペレス会長のやっつけ仕事であると言われ、メディアは“絆創膏”などと書き立てて、ジダンの就任は一時的な救済措置であるかのような報道をしていたのだ。

 しかしあれから20カ月が経ち、フタを開けてみればレアルは2度のチャンピオンズリーグ優勝を含む7度の優勝を果たし、敗れた試合もたった7試合に留まるという驚異的な成果を残した。ジダンがレアルの監督になったことは、おそらく理に適った決定であったのだろう。2006年にRマドリードの選手としてのキャリアを終えたジダンは、その後アドバイザーとしてクラブに復帰。それからカルロ・アンチェロッティ監督の下でアシスタントコーチを務め、ユースの監督を経て、昨年ついにトップチームの指揮官に就任した。ジダンはレアルの近くで、常にチームを見てきた人物なのだ。

 かつてジダンとともにフランス代表でプレーをし、レアルでもプレーした経験のあるクリスティアン・カランブーは『Goal』の取材にこう答える。

 「監督になる前、彼はRマドリードで多くの役職を務めていたんだ。アドバイザー、アシスタントコーチ、またフロント入りも視野に入れて学校に通い、スポーツマネジメントの勉強もしていたね。その過程を経て彼はカンテラ(レアルの下部組織)の監督になったんだ。こうした努力によって培ってきたもの、そして選手としての経験を生かしたからこそ今の彼があるんだよ」

 カランブーの言葉に対する異論は一切ない。昨シーズンのチャンピオンズリーグでは、Bミュンヘンとアトレティコ、そして決勝では有利と言われたユベントスをカーディフの地で倒し、タイトル防衛を果たした。それ想像されているよりもはるかに難しく衝撃的なことだ。

【続きを読む】

今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. サッカー
  3. スペイン
  4. ロッカールームを操る天才、ジダン監督成功の理由