2017.9.12 15:45

【サッカーコラム】内田篤人が「神」と大絶賛したスペイン代表イスコ 恩を忘れない律義な男

【サッカーコラム】

内田篤人が「神」と大絶賛したスペイン代表イスコ 恩を忘れない律義な男

特集:
No Ball, No Life

 【No Ball,No Life】8月31日のW杯ロシア大会アジア最終予選の豪州戦で、日本はFW浅野拓磨(22)=シュツットガルト、MF井手口陽介(21)=G大阪=ら若手の活躍で2-0で勝利し、6大会連続の本大会出場を決めた。

 欧州でも出場権を得るために激烈な予選が続いているが、個人的に注目しているのは現在、G組首位の“無敵艦隊”スペインだ。2日にこの組の最大のライバル、イタリアをホームで3-0で撃破し、7勝1分けで唯一の無敗を維持。出場権獲得に大きく前進した。

 今大会のスペインの中心選手はMFイスコ(25)=レアル・マドリード=だ。日本のMF山口蛍(26)、MF清武弘嗣(27)=ともにC大阪=ら同様に2012年ロンドン五輪世代で、同大会の1次リーグでは日本とも対戦し、0-1で敗れた。

 スペイン南部アンダルシア州マラガ県ベナルマデナの出身で、記者が5年ほど住んでいた家から徒歩で約10分のところに実家はあった。幼い頃はその才能が認められバレンシアの下部組織でプレーし、そのままトップチームへ。11年夏に地元マラガに移籍するとすぐにチームの中心選手に君臨し、11-12シーズンにはリーグ4位の原動力となり、クラブを史上初の欧州チャンピオンズリーグ出場へと導いた。そして13年6月、世界屈指のビッグクラブ、レアル・マドリードへと移籍した。

 「マゴ」(スペイン語で『魔術師』の意)といわれるように、イスコのプレーはトリッキーで大胆かつ繊細。見る者を魅了する。性格は恥ずかしがり屋で多くをしゃべろうとはしないが、非常に礼儀正しく、好青年。記者が当時寄稿していた日本の雑誌を見ると、「これくれるかな。日本語読めないから勉強しないとね」とはにかみながら、自分の記事をうれしそうにみることがよくあった。 

 昨年12月のクラブW杯で、イスコはレアル・マドリードの一員として来日。鹿島担当として取材をしていた記者をみつけと、遠巻きながら声をかけてくれて、右手親指を突き上げあいさつ。聞きたかった鹿島のことを、広報を通じて話してくれるなど、恩を忘れない律義な男だ。

 今夏、ドイツ2部のウニオン・ベルリンへと移籍したDF内田篤人(29)もシャルケ時代に「イスコさん、神」と大絶賛。スペイン代表の大黒柱MFアンドレス・イニエスタ(33)=バルセロナ=も「これからの代表はイスコが引っ張る」と認める逸材であり、来年のロシア大会のスター候補となる存在。海外サッカーを知らない人にも注目してもらいたい選手の一人である。(一色伸裕)

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