2017.9.5 13:32

【サッカーコラム】ハリルJ、豪州戦勝利は研究の成果 追求してきた「速い攻め」から2得点

【サッカーコラム】

ハリルJ、豪州戦勝利は研究の成果 追求してきた「速い攻め」から2得点

特集:
No Ball, No Life
W杯ロシア大会アジア最終予選の豪州戦で先制点を決めた浅野拓磨

W杯ロシア大会アジア最終予選の豪州戦で先制点を決めた浅野拓磨【拡大】

 【No Ball,No Life】W杯ロシア大会のアジア最終予選を戦うサッカー日本代表は、8月31日に行われた豪州戦(埼玉スタジアム)に2-0で勝利。これでB組1位が確定し、6大会連続のW杯出場が決まった。

 「私は2カ月ほどかけて豪州を分析してきているので、もはや自分のチームであるかのように豪州を把握している。相手の23選手のリストをみて、どういう布陣でくるのか2つのパターンが見えていた」

 試合前日の会見で日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は、自信ありげにそう話していた。指揮官は6月にロシアで行われたコンフェデ杯を現地視察するなど、豪州対策に力を入れていた。

 W杯出場決定の翌日に行われた会見で、「私に対する攻撃だと受け止めた」と指摘した一部メディアによる「豪州戦の結果次第で解任される可能性がある」との報道がそうさせたのかはわからない。最終戦のサウジアラビア戦にもつれ込む形でのW杯出場権獲得は指揮官の頭になかったのではないかと思えるほど、豪州戦の勝利にこだわっていた。

 実際の試合結果はご存じの通り、2-0で日本が快勝。3-6-1の新システムで臨んだ豪州を無得点に封じ、ハリルホジッチ監督が追求してきた「速い攻め」から若手選手が2得点。指揮官の狙いがずばりとはまった形だった。

 豪州といえば、フィジカルを武器にロングボールを主体とする戦法を武器にしていたが、W杯本大会を見据えてつなぐサッカーを主体とする方針に切り替えていた。昔ながらの“サッカールーズ”の戦い方で、日本は何度も煮え湯を飲まされていただけに、蹴ってくるサッカーへの警戒心もゼロではなかったが、「豪州はロングボールのイメージがあるが、思った以上につないでくる」。日本の選手たちは豪州の戦い方の変化を完全に把握してピッチに立っていた。

 ハリルホジッチ監督は試合直後の会見で辞任を示唆する発言をし、翌日の会見で「とある方々にとっては残念かもしれませんが、私はここで仕事を続けます」と続投を宣言した。いろいろなことがあり過ぎた豪州戦だったが、2-0での勝利は指揮官の研究のたまものであったことは間違いない。(清水公和)

今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. サッカー
  3. 日本代表
  4. 【サッカーコラム】ハリルJ、豪州戦勝利は研究の成果 追求してきた「速い攻め」から2得点