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【サッカーコラム】抗議するシャペコエンセの選手を感激させた浦和サポーターのファインプレー 歴史的一戦にDF遠藤は「世界は広い」

【サッカーコラム】

抗議するシャペコエンセの選手を感激させた浦和サポーターのファインプレー 歴史的一戦にDF遠藤は「世界は広い」

特集:
No Ball, No Life
スルガ銀行チャンピオンシップ。浦和レッズ対シャペコエンセ(ブラジル)で後半、先制のPKを決めた阿部

スルガ銀行チャンピオンシップ。浦和レッズ対シャペコエンセ(ブラジル)で後半、先制のPKを決めた阿部【拡大】

 【No Ball,No Life】スルガ銀行チャンピオンシップが15日に埼玉スタジアムで行われ、J1浦和とブラジルのシャペコエンセが対戦した。昨年11月に航空機の墜落事故で、主力選手のほとんどが犠牲になったシャペコエンセ。試合前日の会見で、ヴィニシウス・エウトロピオ監督(51)は終始、険しい表情だった。

 「事故の後、チームをどう立て直してきたかをこれまでも見せてきた。今、チームは再建中。あすのゲームは厳しくなるでしょう」

 試合は指揮官の言葉とは異なり、選手が大健闘。前半こそ浦和に主導権を握られていたが、後半はカウンターから猛攻を繰り返す展開に。シュート数も浦和の4本に対し、11本とゴールに何度も迫った。

 0-0の白熱した試合は終了間際のPKで浦和が1-0で勝利した。ほとんど時間がない状況でのPK判定に、シャペコエンセの選手は納得がいかず、主審を取り囲んで猛抗議。試合終了のホイッスルが鳴っても、主審に文句を言う選手もいた。後味の悪い試合…。ただ、それを救ったのは浦和サポーターだった。

 試合終了後、浦和サポーター席にはポルトガル語で巨大横断幕が掲げられた。『また、世界の舞台で会いましょう、友よ!!』。さらに、浦和のサポーターがシャペコエンセのチームカラーである緑のボードを掲げ、普段は赤に染まるサポーター席を緑に染めたのだ。

 この光景に、選手は大感激。何人かの選手はサポーター席へ駆けつけ、ユニホームを投げ入れ、感謝の意を表した。エウトロピオ監督は試合後、こう切り出した。

 「このような機会を与えてくれた、すべての方々に感謝したい」

 浦和サポーターへの感謝も忘れなかった。「日本がなぜ、数々の災害が起きてもその都度、再建できるのか。それが、わかったような気がしました」。指揮官は目に涙を浮かべていた。

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