2017.8.8 12:00

【サッカーコラム】濃霧の鹿島-仙台はプレーも広告看板も見えず…ファンのため中止にしてもよかったのではないか

【サッカーコラム】

濃霧の鹿島-仙台はプレーも広告看板も見えず…ファンのため中止にしてもよかったのではないか

特集:
No Ball, No Life
8月5日J1第20節鹿島-仙台 濃い霧のため試合が数回中断した

8月5日J1第20節鹿島-仙台 濃い霧のため試合が数回中断した【拡大】

 【No Ball,No Life】8月5日のJ1第20節(鹿島2-0仙台、カシマ)で濃霧のため、試合が2度も中断するハプニングが発生した。記者はその時、川崎の等々力競技場で行われた川崎-FC東京を取材していたが、ハーフタイムに入るころには「カシマの試合が霧で大変なことになっているらしい」と記者席でも話題になった。

 カシマスタジアムでは前半25分すぎから、通常の白いボールから識別しやすい蛍光色のカラーボールが投入され、同28分過ぎには審判員が試合をとめて試合続行の可否を話し合ったという。DAZNで映像を見てみると、オレンジ色のボールはかすかに見えるが、それをどっちの選手が持っているのか、判断するのは難しいほどの濃い霧だった。

 極めつけは試合終了後に表示されたJリーグからのお知らせ。「鹿島vs仙台は濃霧のためトラッキングデータを取得できておりません。ご了承いただけますようお願い申し上げます」。通常なら表示される選手の走行距離やスプリント回数などのデータもなし。この試合がいかに異例だったかがよく分かる。

 オレンジ色のボールが速やかに投入されたように、現地では試合続行のために関係者がありとあらゆる手を尽くした。霧を吹き飛ばすため、大型扇風機が5台も運び込まれたという。視界不良の中、全力で戦った両チームの選手、審判、関係者の努力には拍手を送りたい。

 ただ残念なのは、霧があまりにも濃かったために、選手たちのプレーはスタンドからも、中継映像からもはっきりとみることができなかったことだ。プロスポーツはファン、サポーターに見てもらってナンボの世界。彼らが見えないところで試合を行っても、意味がない。ピッチ脇に広告看板を出しているスポンサー企業だって、あの濃霧の中では広告の効果は半減する。

 試合を続行するために関係者があらゆる工夫を行ったことは、すばらしいことなのは間違いない。だがファン、サポーターの利益を最優先に中止という判断があってもよかったのではとも考えられる。(清水公和)

  • 8月5日J1第20節鹿島-仙台濃い霧の中行われた試合では蛍光色のカラーボールが投入された
  • 8月5日J1第20節鹿島-仙台霧を吹き飛ばすため、大型扇風機が5台も運び込まれた
  • 8月5日J1第20節鹿島-仙台蛍光色のカラーボールが投入された
  • 8月5日J1第20節鹿島-仙台濃い霧の中行われた試合は鹿島が勝利した
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