2017.7.20 12:04

【サッカーコラム】本田、アジア人がほとんどいないパチューカで注目の的 唯一無二の存在になれるか

【サッカーコラム】

本田、アジア人がほとんどいないパチューカで注目の的 唯一無二の存在になれるか

特集:
No Ball, No Life
入団記者会見でパチューカのユニホームを手にする本田圭佑(ゲッティ=共同)

入団記者会見でパチューカのユニホームを手にする本田圭佑(ゲッティ=共同)【拡大】

 【No Ball,No Life】メキシコ1部、パチューカへ移籍した日本代表FW本田圭佑(31)=前ACミラン=が18日(日本時間19日)、当地での入団会見に臨んだ。中米の地を新天地に選んだ理由について、「(ここでは)自分を特別扱いすることなく、レギュラー争いから始まる。それが刺激的」と話した。

 本田自身、「特別扱いはない」と話したが、地元ファン、関係者は極東からやってきた金髪の選手に興味津々だ。記者はスポーツ専門チャンネル「ESPNメキシコ」の女性リポーターから取材を受け、「ホンダは日本ではどのような存在?」「日本とメキシコの架け橋になれる?」「金髪は日本人に多いの?」と、いくつもの質問をぶつけられた。

 翌19日付の地元紙「クロニカ」は「ホンダが熱情を引き起こす」と紹介し、本田が会見で語った「自分の最近の守りの姿勢に腹が立っていた。刺激的な挑戦が自分には合っているのに、守りに入ろうとする自分がいた」という己に厳しい姿勢に感銘。「素晴らしい会見になった。クラブ史上最高のチームになるだろう」と伝えており、メディアの注目度は日に日に増すばかりだ。

 パチューカは首都メキシコシティーから約80キロ北東に位置する地方都市。高速道路から見える荒涼とした大地は、生えてる木々にオリーブかサボテンの違いはあれど、本田がプレーを望んでいたスペインの光景と似ているものがある。

 パチューカ近郊には、ラテンアメリカ最大の古代遺跡テオティワカンという観光名所があるものの、パチューカにはこれといった名所はない。この街の最大の娯楽はサッカーであり、地元クラブに所属する選手は注目の的だ。選手たちに対する期待が高い一方、ふがいないプレーをすれば容赦のない罵声も飛ぶ。アジア人がほとんどいないパチューカで、金髪の日本人は唯一無二の存在であり、アイドルとなるか否かは、その活躍次第となる。

 目標とする来年のロシアW杯に向け、日本代表で復活を果たすために「サッカーに集中できる環境」に身を投じた本田。この1年がそのサッカー人生の集大成となることは間違いない。(一色伸裕)

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