2017.5.30 13:00

【サッカーコラム】浦和のMF宇賀神が日本代表初選出 ユースに好影響を与える苦労人は「負けず嫌い」

【サッカーコラム】

浦和のMF宇賀神が日本代表初選出 ユースに好影響を与える苦労人は「負けず嫌い」

浦和・宇賀神友弥(中央)

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 【No Ball、No Life】J1浦和のMF宇賀神友弥(29)が、初めて日本代表に選出された。29歳にして初のA代表選出に「これまで、各アンダー世代の代表に入ったこともなかった。嘘だろう、と最初は思いました」と、本人が一番、驚いていた。

 浦和のある主力選手は「宇賀神は努力の人。あのような選手が代表に選ばれるのは、全てのサッカー選手にとってもモチベーションが上がる」と大喜びした。今や、浦和の左ウイングバックのレギュラー。浦和ユースからトップチームに上がれず、流経大に進学。そこで再び技術を磨き、浦和に戻ってきた苦労人だ。

 浦和ユース出身選手の日本代表選出は、これで3人目。MF山田直樹(26)=J2湘南、FW原口元気(26)=ドイツ・ヘルタ、そして宇賀神だ。「ちゃんと見てくれている人がいて、うれしかった。ぼくが選ばれたことで、頑張れば日本代表への門は誰にでも開かれているということですね」と声を弾ませる。

 この“吉報”を誰よりも喜んだのが、同僚で宇賀神と同期のDF槙野智章(30)だった。槙野は浦和の左DFで、宇賀神とともに左サイドを形成。「宇賀神-槙野」ラインは、浦和の強力な武器の一つになった。プライベートでも仲良しの宇賀神が代表に初招集されたことに「個人的には、すごくうれしい。ただ彼が、ここまでやってきたことは苦しかったと思う。彼のサッカーに対する思いは一番、強いからね」と、自分のことのように喜んだ。

 もちろん、宇賀神は選ばれただけで喜んでいるわけでない。「期間は短いけど、いかにアピールできるかが勝負」と代表定着も見据えた。これまで、代表に選ばれ続けている選手とも遜色なくプレーできる自信を示し「負けず嫌い、なんですよ」と闘志むき出しで日本代表に挑む決意だ。

 後輩の原口とは浦和でともにプレー経験がある。「原口とやるのも楽しみ」とかつての同僚との共闘も心待ちにした。

 浦和でともにプレーした、元日本代表FW田中達也(34)=J1新潟、同GK山岸範宏(39)=J3北九州、らの先輩たちからもお祝いメールをもらったことも明かした。田中達也からのメールには「『おめでとう、ついに来たな。お前は代表に入らなければいけない選手だ』って。ありがたいですよ」と笑顔。LINEでの受信が止まらず、約100通の祝福メールが殺到したという。クラブ関係者も「宇賀神が選ばれたことは浦和にとっても大きい。ユースが宇賀神に続けってなるから」と多方面への好影響を期待した。

 初のA代表のピッチ。練習でも試合でも、完全燃焼で、浦和の宇賀神を印象づけたいところだ。(宇賀神隆)

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