2017.1.10 12:00(1/2ページ)

【サッカーコラム】高校サッカー4強入りの佐野日大は戦術が守備的過ぎの見方も、指揮官熟考の必勝策だ

【サッカーコラム】

高校サッカー4強入りの佐野日大は戦術が守備的過ぎの見方も、指揮官熟考の必勝策だ

特集:
No Ball, No Life
7日に行われた高校サッカー準決勝で、佐野日大の飯淵(右)は前橋育英の人見と競り合う

7日に行われた高校サッカー準決勝で、佐野日大の飯淵(右)は前橋育英の人見と競り合う【拡大】

 【No Ball, No Life】第95回高校選手権は、9日の決勝で青森山田が前橋育英(群馬)を5-0で下し、初優勝。大会は幕を閉じた。

 優勝候補筆頭が実力を発揮し、下馬評どおりの強さを見せた半面、佐野日大がダークホースとして4強入り。FW長崎達也(3年)が「(準決勝まで来られるとは)思ってもいなかった」と本音を漏らしたように、大会の話題となった。

 堅実な守備で勝ち上がってきたものの、その戦術が守備的過ぎるという見方もあった。相手スタンドからは「サッカーをやれ! 勝負しろ」という心ない声も上がっていた。同校の海老沼秀樹監督(46)は、7日の準決勝(対前橋育英●0-1)後に「引くだけじゃなく『こういうのもできるんだぞ』というのを見せたくて。一生懸命やってくれた」と涙したが、サッカーの一つの美学が披露された、と感じた。

 個人技でゴールを揺らしたり、鮮やかなパスワークから得点を重ねたりするような攻撃的なサッカーは確かに面白い。記者が5年間住んでいたスペインでもそのようなサッカーが人気があり、醍醐(だいご)味の一つとなっている。

 ただ策を練り、組織的な守りで相手の長所を消し、少ない好機を確実にモノにする戦い方も、それはそれで面白い。戦力の劣位を戦術でカバーし、強豪を撃破するのは監督の手腕の見せ所だろう。

 スペイン1部のマラガは2010-11シーズンは11位だったが、翌シーズンは4位と躍進。欧州チャンピオンズリーグでも8強入りした。

【続きを読む】

今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. サッカー
  3. 国内その他
  4. 【サッカーコラム】高校サッカー4強入りの佐野日大は戦術が守備的過ぎの見方も、指揮官熟考の必勝策だ