イランとの準々決勝は落ち着かない、危なっかしい試合だったけど、よく勝った。ギリギリの戦いだったが、2得点のMF中島には、ポテンシャルの高さを感じた。
気になったのはFW浅野の投入時間が後半37分だったこと。手倉森監督も90分で勝負をつけるのか、延長戦を見据えるのか、かなり迷ったと思うけど、もう少し早い時間、たとえば後半15分ぐらいから出してもよかった。長い時間プレーすれば、浅野のよさがもっと出たはずだ。
準決勝(26日)は日本が中3日、対戦相手が中2日となる。コンディションを考えると日本にとって好材料だが、問題は準決勝の先発メンバーをどうするか。もちろん、調子のいい選手を優先して選ぶことになるだろうが、ハード日程も考慮してイラン戦のメンバーからは、何人か代えた方がいいと思う。
日本はあと1勝で五輪出場が決まる。でも勝てば決まる、などの雑念を捨てて戦った方がいい。その1試合だけに集中して、もう決勝は戦えないほど体力、気力を全部出し切る。そのぐらいで戦わないと駄目。厳しい戦いになる3位決定戦に回ることだけは、何としても避けてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)