コロンビア代表に大敗し肩を落とす長谷部誠、本田圭佑、岡崎慎司(左から)らサッカー日本代表=ブラジル・クイアバのパンタナル・アリーナ(撮影・山田喜貴)【拡大】
香川の秘めた才能と莫大なポテンシャルを考えれば、彼の完全復活は日本代表の新監督がまず最初に気を遣わなければならないことだ。ファン・ハールがモイーズ以上に彼を助けてくれることも期待される。
そして監督といえば、ザックはそのサイクルの中で(アジアでの2つのタイトル獲得も含めて)多くのポジティブな結果も残してきたが、最終的に彼がブラジルへ連れて行ったのが一面的な顔しか持たないチームだったこともまた事実だ。完璧なフィジカルコンディションにあるときしか競争力を発揮することができないチームだった。
コンフェデレーションズカップとワールドカップ(W杯)をトータルした成績は容赦のない事実を突きつけている。1分け5敗、計15失点という数字である。
最後に、もう一つ改善が必要な部分は、全体的な日本のサッカー文化そのものだ。
選手たちをタレント化、アイドル化する扱いは日本サッカー界にお金と新たなファンをもたらしはするが、実力主義の世界で文化的に成長を遂げる上では何の役にも立たない。
この問題に触れてしまえば1本のコラムではとても足りず、1冊の本が必要になるだろうが、一つの例を挙げさせてほしい。