2014.3.28 09:55

本田、中央でのプレー時間が50%超えで司令塔として君臨 

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本田圭佑
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 【フィレンツェ(イタリア)26日(日本時間27日)】ACミランの日本代表MF本田圭佑(27)はフィオレンティナ戦(アウェー)に右MFでフル出場し、2-0での公式戦6試合ぶりの勝利に貢献した。リーグ初得点はならなかったが、追加点となるFKを獲得するなど活躍。クラレンス・セードルフ監督(37)は「素晴らしい試合をした」と絶賛した。

 勝利が決まるとMF本田は両拳を握り、敵地に駆けつけたサポーターにユニホームを投げ込んだ。ロッカールームに真っ先に戻ることが多かったこれまでと一転。手応えが表れていた。

 「日本は本田に疑問を持ってはダメだ。彼はイタリアのサッカーに適応しつつある。トップ選手であり、きょうも素晴らしい試合をした。攻守で貢献した」。セードルフ監督も、いつもの「適応に時間がかかる」という言葉を封印してたたえた。

指揮官にトップ下起用を直訴してきた本田だが、関係者によると「自由に動いていい」との言質を取り付け、右MFでのプレーに迷いがなくなったようだ。前半3分にMFカカの折り返しを力んで空振ったものの、その後は圧巻だった。

 セリエA公式データでは中央でのプレー時間が50%を超え、司令塔として君臨した形。後半19分には裏に抜け出す動きでFKを獲得。キッカーはFWバロテリに譲ったが勝利を決定づける2点目を演出し、守備でも5試合ぶりの完封に貢献した。「僕は強く本田に怒ったんだ。もっとうまくボールをくれとね」。バロテリが不敵に笑うのも、本田との関係に手応えを得つつあるからこそ。試合後も肩を組み、連係を確認し合った。「プレッシャーが大きいほど跳ね返りも大きい」と強調してきた本田。自らの力で転機を引き寄せた。