J1第19節最終日(26日、新潟1−1山形、東北電力ビッグスワンスタジアム)少しの歓声を大きなブーイングがかき消した。1点を守り切れなかった新潟の選手は肩を落とし、ファンに頭を下げた。「非常に残念な試合」。鈴木監督が開口一番にそう言う3試合連続の引き分けだった。
小気味よいパス回しに大きなサイドチェンジを交え、序盤から試合を支配した。しかしゴールは後半2分、マルシオリシャルデスの直接FKだけ。攻め疲れたのか、逃げの意識が悪く作用したのか徐々にリズムを失い、終了間際に追い付かれた。
失点のきっかけは、ピッチ中央で矢野がボールを取られたこと。「周りが見えてなくて、パスを出せなかった。やってはいけないミス」と、日本代表FWは素直に悔やむ。前節も前々節も追い付かれて引き分けた。攻撃力を武器に上位に食い込んでいる新潟だが、矢野は「駄目なところは明白。試合運び」と言う。
首位を走る鹿島も本調子でないのに、追い掛けるべき新潟も川崎も加速できない。全試合出場でチームの中盤を支える本間は「本当にもったいない。鹿島と一緒に分けていたら、いつまでたっても追い付けない」と、ため息交じりに漏らした。