J1第16節最終日(5日、名古屋2−1G大阪、豊田スタジアム)チームが一つになって最後までボールを追った。ひたむきな思いが名古屋の逆転勝ちにつながった。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で8強入りしたが、リーグ戦では4連敗していた。苦しんだ末に勝ち点3をつかみ、ストイコビッチ監督は「悪い結果を断ち切りたかった」と安堵(あんど)感を漂わせた。
1−1の後半ロスタイム。バックパスを受けた相手GK松代のパスがミスキックとなった。このボールを後半44分からピッチに入っていた巻が奪い、ゴール左にけり込んだ。背番号17はサポーターに向かって喜びを爆発させた。チームを救い「いつでも出られるよう準備していた。貢献したかった」と声を弾ませた。
守備陣の踏ん張りも大きかった。けがや累積警告による出場停止でレギュラーの吉田、増川を欠き、竹内、佐藤が代役を務めた。パスで揺さぶられ、ゴールを脅かされたが最少失点でしのいだ。竹内は「何が何でも連敗を止めないといけなかった」と振り返った。勝利への執念で相手を上回った。
指揮官は「きょうのグランパスは最後までしっかり戦うことができた」と褒めた。約2カ月ぶりの白星をきっかけに、巻き返しを図る。