第88回天皇杯全日本選手権4回戦(ガンバ大阪2-1ヴァンフォーレ甲府、16日、万博記念競技場)ACL初制覇を決めたオーストラリアから帰国して、わずか中2日。さらに日本代表で遠藤、橋本、安田理を欠く中、G大阪の逆転勝利を演出したのはスーパーサブ、佐々木の右足だった。
開始1分で先制を許す苦しい展開。西野監督は前半30分すぎに早々と佐々木にウオームアップを指示した。後半開始から満を持して登場すると、攻撃を勢いづけた。
後半35分に右CKをけって山口の同点ゴールをアシストすると、延長前半ロスタイムには左クロスのこぼれ球を遠いサイドで胸トラップ。「ストレートにければ入る」と逆のサイドネットを狙い澄ました。
昨季までJ2の山形に在籍。ちょうど1年前、天皇杯4回戦のG大阪戦での活躍がきっかけで、今季開幕前に移籍した。「去年もアシストしたし、天皇杯はいい大会ですね」と感慨に浸った。
来年のACL出場権も懸かる大会で、辛うじて16強に進んだ。「優勝したのに来年は出られなかったらまずい。ここでJ2に負けるわけにはいかなかった」。主力不在のアジア王者を救った164センチの25歳が頼もしく見えた。