第88回天皇杯全日本選手権5回戦(15日、丸亀ほか=7試合)J1首位の鹿島も清水に延長戦で3−4と競り負け、連覇の夢が消えた。
試合後のオリベイラ監督は放心状態だった。ホームでの4失点で2連覇が消滅。ベスト8入りを逃したのは9大会ぶりだ。指揮官は、「清水の反則が何度も見逃されていた」と審判団に八つ当たりするしかなかった。
内容は圧倒していた。シュートは清水13本に対し20本。だが最後まで攻めきれなかった。ACL、ナビスコ杯も敗れており、今季残るタイトルはリーグ戦だけ。
「切りかえるしかない…」と監督が言葉を絞り出せば、DF増田も「もう言い訳はできない。リーグ優勝しないと誰も納得してくれない」と悲壮な表情を浮かべた。上位6チームが勝ち点差3にひしめく大混戦のV争いに、ショックを引きずらなければよいのだが。(宇賀神隆)