ベガルタ・渡辺監督、『4つの誓い』で「歴史を作る」/ルヴァン杯

 
「心の底からチームのタイトルがほしい」と意気込む西村(左)(撮影・井上幸治)

 J1ベガルタ仙台は8日、川崎とのルヴァン杯準決勝第2戦に臨む。4日の第1戦を制し、決勝へ王手をかけた渡辺晋監督は「大一番。決勝進出を決め、新しいベガルタの歴史を作りたい」と力説。10日が44歳の誕生日で、4並びにちなんだ「4つの誓い」を立てた。チームは6日、仙台市の紫山サッカー場で約1時間練習、ニューヒーロー賞候補のFW西村拓真(20)が意気込みを語った。

 準決勝第2戦へ“戦闘モード”に入るのを前に、渡辺監督は満面の笑みを浮かべた。

 「全く頭になかった。本当にうれしい。シーズンが終わって『シッシッ(44)』と笑っていられるようになればいいね」

 10日の誕生日当日がオフのため、この日行われたサプライズ。歌とクラッカーで祝福され、MF三田啓貴(27)とMF野津田岳人(23)から似顔絵入りの特製ケーキを食べさせてもらった指揮官は、44歳にちなみ「4つの誓い」を立てた。

 「まずブレないこと。あとは自分、選手、スタッフ、サポーター、仲間を信じること。そしてこの2つを踏まえてやり抜くこと。最後はもう少し笑いを取ることかな」

 4つ目でオチをつけた後は「目指していることがあるし、それに向かってぶれることなく、信じてやり抜きたい」と力を込めた。目指していることはもちろん、クラブ初のJ1タイトル獲得、ルヴァン杯優勝だ。

 準決勝第1戦の4日のホーム戦に3-2で競り勝った。3-0から2失点したが「勝っている事実が一番。それをアドバンテージにして乗り込む。最終的に180分で勝ち上がることを考えたい」と言い切った。

 第1戦はリーグ浦和戦から中2日で、第2戦も中3日と厳しい日程が続く。選手の疲労や故障もあるが「大一番。死闘になるのは覚悟している。『俺がやってやるぞ』とファイティングポーズを取ってくれる18人で等々力へ乗り込みたい」。指揮官以下、全員が全身全霊をかけて挑む。

 「(準決勝を)しっかりものにするかどうかで、見られる景色も変わる。決勝進出を決めて、新しいベガルタの歴史を作れるよう頑張りたい」

 偉業まで残り2試合。まずは眼前の敵、川崎を退け、王手をかける。 (井上幸治)

渡辺 晋(わたなべ・すすむ)

 1973(昭和48)年10月10日生まれ、43歳。東京都出身。桐蔭学園高-駒大を経て96年に当時JFLの札幌入団。翌97年から甲府に4年在籍(97-98年JFL、99-2000年J2)。01年にベガルタへ移籍し4年間在籍(01-04年)。DFとしてJ1通算15試合出場0得点、J2通算111試合出場8得点。引退後はベガルタで巡回コーチ(05-06年)、アカデミーコーチ(07年)、トップチームコーチ(08-13年)。14年のシーズン途中、ヘッドコーチから監督に昇格。

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