FC東京と東京Vに追い風 味スタにお手頃な指定席増えれば話題の大型商業施設との相乗効果生まれる!

サッカーコラム
味の素スタジアム

 【No Ball,No Life】先月29日、東京・調布市に大型商業施設「トリエ京王調布」がオープンした。地下化された京王線の調布駅に直結。A館、B館、C館の3館に飲食店や家電量販店、雑貨店など約70店舗が入るほか、飛行機のファーストクラスのような豪華な座席も備えた都内最大級のシネコンまでが入る。

 一見、サッカーとは関係なさそうなニュースだが、同じ調布市内にはJ1のFC東京、J2の東京Vがホームにしている味の素スタジアムがある。話題性抜群の商業施設が近隣にオープンし、人の流れが変われば観客動員にも影響が及ぶ。これまでサッカー観戦に訪れた人たちを買い物や映画に奪われる可能性がある半面、新宿より東に住む人たちが調布市を訪れる機会は増える。大型商業施設とうまく相乗効果を生み出せば、両クラブにとって追い風になる。

 荷物が増えることを考えると「サッカー観戦の後にショッピング」はできても、「ショッピングの後にサッカー観戦」は難しいかもしれない。ただ、食事や映画の後にサッカー観戦をすること十分可能だ。

 午後1時開始の試合を午後4時にしてみたり、開場前から席取りをしなくていい指定席をお手頃価格にしてみたりという工夫があれば、ファンは一日で両方の施設を楽しむことができる。客を奪い合うのではなく“シェア”することもできるはずだ。

 一方、自由席は安さや、応援のしやすさなど自由席ならではのメリットがあり、一定の需要がある。しかし、サッカーの試合は90分。手頃な値段で買える指定席が増えれば「もっと気軽にサッカー観戦ができる」というファンもいる。今や映画館はどこも指定席だ。

 一長一短だが、指定席は安全面のメリットも大きい。全席指定化までいかなくても自由席、指定席の割合の見直しをするだけで、新たなファン層を開拓できる可能性があるのではないだろうか。(清水公和)

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