| ▽A組 |
| ここ数大会は開催国が恵まれた組み合わせになる傾向が続いたが、南アフリカの1次リーグ突破は予断を許さない。開幕戦で難敵メキシコに屈するようだと、かなり苦しくなる。前回準優勝のフランスの実力がやや抜けているが、欧州予選プレーオフで“神の手”ハンドによる決勝アシストを見逃されたFWアンリ(バルセロナ)が出場停止になる可能性も。古豪ウルグアイも侮れず、どこが決勝トーナメントに進んでも不思議はない。 |
| ▽B組 |
| 順当ならアルゼンチンとナイジェリアが突破するか。アルゼンチンはマラドーナ監督の手腕に疑問符が付くが、FWメッシ(バルセロナ)ら最高級のタレントを擁して1次リーグで敗退することは考えにくい。ナイジェリアもスピードと個人技で優位だろう。ただ、この2強が初戦で顔を合わせるため、韓国−ギリシャの勝者は勢いに乗って2強に挑める。厳しい組に入った韓国はギリシャに勝たないと一気に苦しくなる。 |
| ▽C組 |
| イングランドが実力で一歩リードし、米国とスロベニアが追い掛ける展開となりそうだ。イングランドはFWルーニー(マンチェスターU)ら世界的スター選手を擁し、44年ぶりの頂点を目指す。米国は09年のコンフェデレーションズ杯でスペインを破るなどして準優勝。スロベニアも欧州予選プレーオフで強敵ロシアを退けており、侮れない。6大会ぶりの出場となるアルジェリアは苦戦必至だ。 |
| ▽D組 |
| 実力伯仲で激戦は必至の厳しい組だ。シードされたドイツが総合力で上回るとはいえ、油断は許されない。初戦で当たる豪州は前回も優勝国イタリアを苦しめた。欧州でプレーする選手をそろえ、楽に勝てる相手ではなさそうだ。MFエッシェン(チェルシー)がいるガーナ、DFビディッチ(マンチェスターU)らが堅守を誇るセルビアにも十分にチャンスがある。予想の難しい組になった。 |
| ▽E組 |
| 世界ランク4位のオランダの力が一つ抜けている。「オレンジ軍団」伝統の攻撃サッカーは健在で、1次リーグ突破は問題なさそう。オランダに続くのは、欧州予選でポルトガルやスウェーデンを上回った堅守のデンマークとFWエトー(インテル・ミラノ)ら個々の身体能力に優れたカメルーン。最も力が劣るとみられる日本が2位争いに食い込むためには、カメルーンとの第1戦をいかに乗り切るかが非常に重要だ。 |
| ▽F組 |
| 前回王者イタリアにとっては恵まれた組み合わせになったといえるだろう。1次リーグは問題なく突破できそうだ。2番手争いは堅守のパラグアイと初出場のスロバキアか。第2戦の直接対決が順位を大きく左右する。両チームとも、力で劣るとみられるニュージーランドからは手堅く勝利を挙げておきたい。7大会ぶり出場のニュージーランドは、まずはW杯で同国初の勝ち点を挙げることが目標だ。 |
| ▽G組 |
| 史上最多の5度の優勝を誇るブラジルといえども、決勝トーナメント進出へ安心はできない。FWドログバ(チェルシー)が攻撃陣を引っ張るコートジボワールと、スーパースターのFW、C・ロナウド(Rマドリード)のいるポルトガルは難敵だ。ブラジルは北朝鮮との初戦で勢いのつく勝利を収めたい。44年ぶりの出場となる北朝鮮にとっては非常に厳しい組み合わせ。FW鄭大世(川崎)が意地を見せるか。 |
| ▽H組 |
| スペインの力が頭一つ抜ける。世界ランク2位で08年の欧州選手権覇者。MFシャビ、MFイニエスタ(ともにバルセロナ)らタレントが豊富で今大会も優勝候補の一角だ。決勝トーナメント進出のもう1枠を争うのはスイスとチリか。ともに高い組織力を誇り、スイスは堅守が持ち味。知将ビエルサ監督が率いるチリは豊富な運動量で相手に重圧をかけ続ける。7大会ぶり出場のホンジュラスはW杯初勝利が目標になる。 |
1次リーグの抽選方法は(1)シード7カ国に開催国の南アフリカを加えた第1ポットをまず抽選。南アのA組はすでに決定、他の7カ国をB〜H組に振り分ける(2)「アジア、オセアニア、北中米カリブ海」の第2ポット(3)「アフリカ、南米」の第3ポット(4)「欧州」の第4ポットの順で、それぞれ抽選でA〜H組に振り分ける。第3ポットではアフリカの5カ国が南アのいるA組に入らないよう、南米の3カ国がブラジル、アルゼンチンと同組にならないように配慮される。