2006年07月01日 更新

田嶋技術委員長が千葉・淀川社長、オシム氏交え“3者会談”へ

日本サッカー協会・田嶋幸三技術委員長

日本サッカー協会・田嶋幸三技術委員長(48)=写真=が6月30日、W杯視察中のドイツから緊急帰国。1日、次期日本代表監督就任を要請している千葉のオシム監督(65)と同クラブの淀川隆博社長(55)を交え、千葉が合宿中の岐阜・飛騨古川で“3者会談”を行うことが決まった。

田嶋委員長は「状況は変わっていないが、今まで3者できちっと話をしていなかったから。ただきょう、あしたで合意というわけではないと思う」と交渉を一歩進めるための会談であるとの認識を示した。

“3者会談”を前に田嶋委員長はさっそく、帰国した足で千葉市内のクラブ事務所を訪問し、淀川社長と約1時間会談した。6月27日にオーストリア・グラーツでオシム監督に就任要請した交渉内容を伝えたほか、川淵三郎キャプテンの“ポロリ事件”で発覚した同監督との事前交渉についてクラブとサポーターに対しても謝罪した。

千葉側は6月29日の会見で契約通り年内の指揮を要望。オシム監督もサポーターの熱意に苦悩しているが、田嶋委員長は「サポーターにも理解してもらいたい。残ってほしいと思うぐらい素晴らしい監督だから、われわれもオファーを出している」と“3者会談”がサポーターに理解を求めるためのものであることを強調した。

さらに「千葉との兼任でオファーを出していない。他の人にお願いすることも考えていない」と明言。そして「長引いてもお互いにメリットはない。Jリーグ再開(19日)までには方向性を出したい」とタイムリミットにも言及した。

田嶋委員長は再度ドイツ入りするが、再帰国後の12日前後にも川淵三郎キャプテンを交えて話し合いを持ち、最終合意を得たい考えだ。

★淀川社長、協会に謝罪文要求へ

千葉・淀川社長は日本サッカー協会に対して謝罪文を求める構えだ。オシム監督への就任要請が川淵キャプテンの“ポロリ事件”で発覚。「川淵さんからスイマセンという話はあったけど、ちゃんとした形がないというのはおかしいと思いませんか」と改めて不快感を示した。この日、田嶋技術委員長から事情説明と謝罪を受けたが「不満? 当然、そういう表示はしました」とまだ納得していない。オシム監督の今季いっぱいの残留を念頭に、1日に“3者会談”に臨む。