さすがヒデ!『1次L敗退組ベストイレブン』選出…補欠に川口
1次リーグで敗退した日本代表の中で、キラリと光った中田英(左)のプレーは、世界に評価された
国際サッカー連盟(FIFA)は24日(日本時間25日)、1次リーグで敗退した16チームの選手で構成する『敗退組ベストイレブン』に、日本代表MF中田英寿(29)=ボルトン=を選出。W杯公式サイトで発表した。パスの数、運動量など中田の実力が「世界トップクラス」であることが改めて認められた。また、補欠にはGK川口能活(30)=磐田=が名を連ねた。
◇
『世界のNAKATA』の面目躍如だ。中田英が「1次リーグ敗退組ベストイレブン」に日本人でただ1人、選出された。
これは、大会を去った偉大な選手たちに敬意を表し、このチーム編成なら優勝トロフィーを掲げる可能性が高い「ドリームチーム」を考えてみようという企画だ。今大会各試合のマン・オブ・ザ・マッチの選出などを行う元浦和監督のオジェック氏ら、往年の名選手、名監督からなる技術専門班、テクニカル・スタディ・グループが中心となって選考。“分析のプロ”は、中田英に二重丸をつけた。
好セーブを連発したGK川口も、世界に認められた(AP)
「選出の理由は、運動量とパスの多さなど総合的に判断して」とFIFA関係者。3試合で173本のパス数はMF中村俊輔(セルティック)の170本を上回る日本最多。ロングパスが63本を占め、いかにゴールに直結するパスを意識していたかが分かる。タックル成功数も11。「(中田は)際だった数値があるわけではないが、総合的にハイレベルといえる」と同関係者はいう。
敗退組のベストイレブンとはいえ、顔ぶれは豪華だ。4−3−3の布陣で各ポジションから選出され、チェコ代表GKチェフ(チェルシー)、同MFネドベド(ユベントス)らが名を連ねた。控えGKに選ばれた川口については「プレッシャーを受けた中で、スーパーセーブを連発した」と評価された。
「W杯の結果を素直に自分たちの力と実感して、次につなげるしかない」。22日のブラジル戦後、号泣しながら飛躍を誓った中田英。チームは敗退したが、勲章はつかんだ。世界は、まだまだ“日本のキング”に熱いまなざしを注いでいる。
(志田健)
■中田英寿の過去の主なベスト11
◆Jリーグベスト11 97年にMFでJリーグベスト11に
◆AFCベスト11 97〜99年にアジアサッカー連盟(AFC)の年間ベスト11に選ばれる
◆世界選抜 97年11月、フランスW杯抽選会の記念試合「欧州選抜Vs世界選抜」に選出される。日本人として5人目。98年12月15日、イタリアサッカー協会創設100周年記念試合「世界選抜Vsイタリア代表」に出場。02年12月19日、Rマドリード創立100周年記念試合「世界選抜Vsレアル」に出場
◆ロナウドチーム 03年12月15日、貧困撲滅の慈善試合「ロナウド&フレンズVsジダン&フレンズ」にロナウドチームで出場
◆スマトラ沖地震慈善試合 05年2月15日、スマトラ沖地震のチャリティ試合に世界選抜として出場