ジーコ監督、上位進出に自信!“サプライズ”の幕開けだ
いよいよ4年間の集大成。ジーコ監督はサプライズを予告した(AP)
W杯1次リーグ初戦の豪州戦を控え、日本代表を率いるジーコ監督(53)は試合会場での公式練習後、「日本サッカー史に残るとんでもないことができる世代」などと上位進出へ自信の言葉を連呼した。
突き抜けるようなドイツの青空に負けないほどのさわやかな笑顔。ジーコ監督の表情には一点の曇りもない。義務付けられた公開時間は冒頭の15分間だが、豪州のようにクローズにすることはない。これまでのスタイルを通して、10分間のフォーメーション練習、ミニゲーム、自主練習の1時間の最終調整もすべて公開した。
02年7月の監督就任から4年。ジーコ監督の集大成、いよいよジーコ・ジャパンの最終章の幕が開く。
★指揮官激白
−−初戦前の心境を
「サッカーを志す者、携わる者にとってW杯に出ることは誇りであり夢である。そのために日本は厳しい練習や予選を乗り越えてきた。次のステージに進むため、初戦の大切さは言うまでもない。勝って勢いをつけたい。豪州は強い相手だが、気を抜かず最後までやること。いい結果が出ると確信している」
−−監督として初めてのW杯になる
「すごく幸せだ。代表監督として任命されて4年間全うできている。ワクワクしている。母国ブラジルでの関心も高まり、日本が世界に知られてきたことはありがたいし責任も感じる。できることは選手に伝達してきた。アジアを飛び越えた結果を出すことが今の日本に足らないこと。W杯でそれを目指して突き進んでほしい」
−−選手の状態は
「ひどく緊張していることもなくいい状態だ」
−−試合当日は選手をどう送り出す?
「特別なことはない。すでに世界の強豪と何度も戦ってきて、そのたびに数多くのことを説いてきた。選手も理解している。日々やってきた内容、対話で充実したものを感じている」
−−ピッチ状態は?
「コンディションは素晴らしい。ただ日本の芝よりは長くスピードが変化するので、できるだけ強めに蹴るようにと選手にはいった」
−−豪州は?
「攻撃的な選手が多いが、今まで通りマンマークなどはつけない。ビドゥカに当たったボールに対しての2列目の飛び出しとか、優秀なプレーヤーたちが仕掛けてくるが対策はできている」
−−キューウェルは?
「当然最大の注意が必要な選手。しかし、日本はバラックやベッカム、ロナウジーニョ…といい選手と当たっても抑えてきた。注意はするが初めての経験ではない」
−−選手に何を求める?
「結果。結果を出さないと、どんなに能力があっても認めてもらえない。最後は結果として価値が認めてもらえる」
−−昨年6月、本大会出場権獲得後に「世界を驚かせたい」といった
「いつも口にしている通り、日本はどんな世界の強豪とも互角以上に戦える実力を備えている。あのときと気持ちは変わっていない。この世代は、後の日本のサッカー界に“とんでもないこと”をやったチームとして残るかもしれない」
−−91年に来日。当時の日本はこうして世界で戦えると思った?
「きちっとした仕事をすればいけるという感触はあった。自分たちは格下と思ってほしくない。セネガルなどアフリカ勢はW杯で成績を残して認められた。アジアが第2のアフリカになるためには結果が必要なんだ」
【予想スタメンのコメント】
◆高原
「チームとしてやるべきことはやってきた。あとは自分たちのやってきたことをピッチ上で出すだけ」
◆中村
「プレッシャーよりも楽しんで。自分の持ってるものを出せるように、やっぱり勝ち点3を取ることが大事」
◆中田英
「相手より走れること。それが日本のよさ。それを第一に考えれば、パスワークの早さにもつながると思う」
◆福西
「ラインを下げすぎないように最終ラインと意思統一をしていきたい。サイドの対応にも気をつけたい」
◆駒野
「W杯という実感は、当日にならないとわかないかも。豪州を意識して気を引き締めてやってきた」
◆三都主
「楽しくプレーしたいだけ。(左サイドの攻防は)大変じゃない。大変だと思ったらやれないでしょ」
◆坪井
「いよいよですね。豪州のフィジカルが強いのは分かっている。いかにそれを避けるかを考えればいい」
◆宮本
「ムードは自然と盛り上がってくるだろうし、自分がとくに何かすることはない。いいイメージでやりたい」
◆中沢
「まったくいつもと同じです。頑張ります。緊張はまだです。お客さんが入ったら分からないですけど」
◆川口
「あした試合をする体は出来上がった。今までやっていたことを出せればいい。初戦が大事なのは当然」
【W杯名言迷言】
◆10日の練習前の円陣であいさつした宮本主将の“泰然自若で”というセリフを聞いたDF三都主(浦和)
「タイゼン自虐? 初めて聞いたよ、そんな日本語」
◆柳沢
「ピッチの感触も問題ない。今までの豪州との試合は出てないけど、まあ頑張ります」