2006年06月07日 更新

三都主、豪州戦セーフ!左足首大丈夫、7日にも全体練習合流

三都主

グラウンドを全速力で走った三都主。ジーコ監督(左)も安心しきっていた=撮影・小倉元司

日本代表・W杯直前合宿(6日、ドイツ・ボン)4日のマルタ戦で左足首をねんざしたDF三都主(28)=浦和=が午後練習からグラウンドに姿を見せ、不安をかき消した。5日の治療と静養で回復し、この日は午前に自転車こぎ、午後は練習場でランニングを中心とした調整を行った。7日にも全体練習に合流できる見通しで、12日のW杯初戦・豪州戦への心配はご無用−。

三都主がグラウンドに戻ってきた。午後練習の開始前に、普段と同じようにFW玉田、巻らと並んでボール遊びを行う。ねんざした左足首でボールを蹴っても、底抜けの明るさは変わらなかった。

ヒヤリとしたのは、4日のマルタ戦の前半6分だった。シュートを放った際に左足を地面に強打。チームの完全オフとなった5日は宿舎から一歩も出ず、治療と静養に充てた。

先月30日のドイツ戦で右足首をねんざしたDF加地に続き、両サイドバックが手負いとなる緊急事態。しかし、この日は午前中に宿舎のジム施設で自転車を使って調整し、午後は本隊と一緒にフィジカル練習に参加。リカルド理学療法士と話し合い、途中からランニング中心の別メニューに切り替えたが、代表の森川チーム医師は「まったく心配していない。(加地と)病態が違う。ちょっと休ませただけです」と軽症を強調。「あしたか、あさってには(本隊に)合流できると思う」との見通しを示した。

三都主自身もマルタ戦後に「大丈夫。そこまで嫌なけがではない」と話していた。豪州とのW杯初戦の出場は問題なし。“左の番人”の笑顔が力強い限りだ。

(佐久間賢治)

★加地は豪州戦アウト?

右足首ねんざの状態が心配されるDF加地(G大阪)は豪州戦出場が事実上厳しくなった。この日の午前中はグラウンドに現れず、選手宿舎内でプールトレ。午後は歩行練習を行った。

前日5日に初めて歩行練習をしたが、日本の関係者に「(初戦は)微妙ですね」と弱気のコメントを漏らしている。

「徐々によくなっている。一応12日(豪州戦)を目標にやっていますが、あとは痛み次第」と森川医師。不動の右サイドが初戦欠場のピンチだ。

★中田英、居残りで“新兵器”テスト

午後の練習終了後、MF中田英(ボルトン)は1人で居残りシュート練習。4本程度で終えたが、無回転の蹴り方を意識しての練習だった。W杯公式球のアディダス社製『+チームガイスト』は、熱接合で真球に近い構造で、無回転で蹴ると不規則に変化する特性を持つ。これを利用した、野球でいうナックルボールのような“新兵器”のテストを敢行した形だ。

★俊輔「和」食してリラックス

MF中村俊輔(セルティック)は前日のオフを満喫し、リフレッシュして練習参加。「刺し身とか、日本食を食べに行った。きょうからまた切り替えてという感じ」。風邪もすっかり治り「コンディションを上げるだけ」と表情は明るかった。4日のオランダ−豪州戦はビデオ観戦。豪州の3トップの布陣に対し、日本が3−5−2で戦うことに工夫が必要との考えを持った。「ミスが多かったとか、オレらは分かってるから」とマルタ戦からの修正にも自信を見せた。

★宮本は豪州の豊富な運動量警戒

DF宮本(G大阪)が豪州の“変貌ぶり”に警戒警報だ。1−1で引き分けた4日のオランダ戦をテレビ観戦し、高さ以上に豊富な運動量に目を奪われたという。

「試合の一部を見ましたが、ハードワークしてくるチームで、運動量も多いなという印象を受けました。親善試合でも高い相手とはやっていますし、とりわけ高いとは思いませんでしたが…」

高さ対策には取り組んできたが、今後はイメージの修正を余儀なくされそうだ。

★茂庭が本隊合流

DF茂庭(FC東京)が予定通り、午前練習から本隊に合流。左足太もも裏痛で帰国したDF田中(磐田)に代わって代表入りし、先月31日からフィジカル中心の別メニューを行ってきた。守備陣の貴重なバックアップ要員だが「モチベーションは高いです。控えには控えの役割がある。思いっ切りやって、あわよくばレギュラーかな」と怪気炎をあげた。

【W杯名言迷言】

◆連日のフィジカル練習で疲労困憊の日本代表DF茂庭(FC東京)

「面倒くさくて、ひげも剃ってないッスよ」


◆再びフィジカルメニュー中心となった練習に苦笑いの日本代表MF福西(磐田)

「大好きな練習がまた始まりました」