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伊調、全日本女子オープンでの復帰表明「レベルを上げた練習」/レスリング

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2016年、国民栄誉賞の受賞決定会見で記念撮影する伊調(左)と日本協会の福田会長  レスリング女子で五輪4連覇した伊調馨(34)=ALSOK=らが日本協会前強化本部長の栄和人氏(58)から受けたパワーハラスメント問題で、日本協会は10日、伊調に対して謝罪したことを明らかにした。今月上旬に福田富昭会長(76)が伊調と面会し、謝罪と再発防止に向けた取り組みなどについて説明したという。伊調は全日本女子オープン選手権(10月13~14日、静岡・三島市)で復帰する意向を表明した。

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 パワハラ問題は収束に向けて大きく前進した。日本協会によると今月上旬に福田会長が伊調と面会し、謝罪。再発防止に向けた取り組みなどについても説明した。

 日本協会は会長名の声明で「アスリートファーストの理念に立ち返り、伊調選手をはじめ全ての選手のサポートに全力でまい進する」と誓った。

 伊調も所属先を通じて出した声明で謝罪を受けたことを報告。「私もレスリングがより魅力的な競技として発展していけるよう、今後とも力を尽くしていきたい」と心境を明かした。

 今年1月、伊調や指導していた田南部力(たなべ・ちから)コーチ(43)らが栄氏からパワハラを受けていたとする告発が内閣府にあり、日本協会は第三者委員会を立ち上げて調査。4月に問題行為が認定され、栄氏は強化本部長を辞任。日本協会は6月、栄氏を常務理事から解任した。

 日本協会が伊調本人に直接謝罪したことで、伊調の復帰への環境が整った。伊調は今春、田南部氏が外部コーチを務める日体大を拠点に練習を再開。声明では「現在、私は、10月に行われる全日本女子オープンへの出場に向けて、レベルを上げた練習に取り組んでおります」と、復帰予定の大会を明言した。

 2020年東京五輪出場への第一歩となる12月の全日本選手権(駒沢)を目指し、まずはリオデジャネイロ五輪以来、約2年ぶりの公式戦で試合勘を取り戻す。同時に優勝して全日本選手権の出場資格を得る狙いだ。声明文は「引き続きご声援のほど宜しくお願いいたします」と結ばれていた。

伊調 馨(いちょう・かおり)

 1984(昭和59)年6月13日生まれ、34歳。青森・八戸市出身。兄、姉の影響でレスリングを始める。愛知・中京女大付高(現至学館高)、中京女大(現至学館大)を経てALSOK。五輪は2004年アテネ、08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロと女子の個人種目で全競技を通じて史上初の4連覇を達成。世界選手権は02年からの5連覇を含め10度の優勝。14年に63キロ級から58キロ級に転級。16年10月に国民栄誉賞を受賞した。1メートル66。

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