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宇野、転倒も僅差2位!GPファイナル初Vへフリーで逆転だ/フィギュア

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地元名古屋のリンクで成長を示した宇野。フリーで逆転優勝を狙う (撮影・納冨康)  グランプリ・ファイナル第1日(7日、名古屋市ガイシプラザ)開幕し、男子ショートプログラム(SP)で初優勝を目指す宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒し、101・51点で2位となった。今季GP2連勝のネーサン・チェン(18)=米国=が、103・32点で首位発進。8日に男子フリー、昨年2位の宮原知子(さとこ、19)=関大=と初出場の樋口新葉(わかば、16)=東京・日本橋女学館高=が登場する女子SPなどが行われる。

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 確かに転倒はした。それでも宇野は、どこか満足げだった。ただ一人の日本選手として、地元名古屋に世界の強豪を迎える。トップとわずか1・81点差の2位発進を、受け入れる余裕があった。

 「これ以上やれることはない。それで結果が出なければ自分の実力と諦めるだけです」

 最後のジャンプで予期せぬ事態が起きた。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の踏み切りに失敗。空中での瞬時の判断で力の限り回った。着氷はしたが、その右足は勢いに負けて靴の刃が氷に取られるように転倒。「予期せぬ失敗。気付いたら氷がなかった。面白いこけかただった」。タイムオーバーで減点もあり、演技後は舌を出しておどけた。

 予想外の転倒は練習量の裏返しだ。GPファイナル進出を決めたシリーズ第5戦のフランス杯。直前にインフルエンザを発症し、練習不足がたたって2位に終わった。11月下旬の帰国後は滑りに滑る毎日。従来は4回転ばかり単発で跳ぶ練習を繰り返したが、連続の3回転を何本も跳んで基礎を体に染みこませてきた。「(転倒は)いつも以上のジャンプが出たから」と笑い飛ばした。

 8日のフリーでは、従来の3種類4度から4種類5度に4回転ジャンプを増やす。フリップ、ループ、トーループに加え、精度を重視したGPシリーズでは封印してきたサルコーを投入する。4連覇中の羽生結弦(23)=ANA=が出場を逃した舞台。高難度の構成で逆転を狙い日本男子の意地を見せる。

 「今まで出た大会の中で一番温かい声援だった。期待に応えないといけないが、プレッシャーにもしていない」。生まれ育った名古屋から世界一へ。ホームの後押しを味方に宇野が逆襲する。 (鈴木智紘)

トップに立ったネーサン・チェン「とてもいい気分だ。パフォーマンスには満足している」

GPファイナル

 国際スケート連盟(ISU)が承認するフィギュアスケートの国際大会。1996年に初開催。10~11月のGPシリーズ全6戦の合計ポイント上位6人(組)が出場し、年間王者を決める。昨季は男子で羽生結弦が4連覇を達成。女子はメドベージェワ(ロシア)が2連覇。日本選手では女子で浅田真央が4度優勝(2005、08、12、13年)。03年に村主章枝、12年に高橋大輔が制した。

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