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阿武咲、憧れの稀勢と初対決へ 思わず歓喜の声「やった!」

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阿武咲(左)は尊敬する稀勢の里と2日目に対戦が決定。稽古では気合がみなぎった (撮影・臼杵孝志)  日本相撲協会は10日、12日に初日を迎える大相撲九州場所(福岡国際センター)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。注目の新小結阿武咲(おうのしょう、21)は初日に先場所優勝の日馬富士(33)、2日目に3場所連続休場からの再起を目指す稀勢の里(31)の両横綱と対戦する。稀勢の里は初日に平幕の玉鷲(32)と当たる。幕内の休場は横綱鶴竜(32)と平幕の宇良(25)、貴ノ岩(27)の3人。

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 思わず顔がにやけた。憧れの稀勢の里との初対戦が、いよいよ実現する。福岡市内の阿武松部屋。朝稽古を終えた阿武咲は2日目の相手を知ると「やった!」と大きな声をあげて喜んだ。

 「思いっきりやるだけです。1対1の戦い。勝機は互いにある。それをつかみ取るだけ。恩返しがしたい」

 十両だった昨年の春場所。阿武咲は5勝10敗と負け越し、幕下への転落が決まった。その場所後に当時は大関だった稀勢の里に胸を借りる機会に恵まれた。

 「自分でいいのか…、という感じでした」。そのとき、横綱から下半身の使い方や四股の踏み方などを丁寧に教わった。

 「それまで意識もしなかったやり方。それから勝てるようになった。今の自分があるのは稀勢関のおかげです」

 史上初の新入幕から3場所連続の2桁勝利でつかんだ新三役として出場する九州場所は、「心機一転」とまわしの色を先場所までの赤から紺にかえて臨む。初日は先場所、横綱初挑戦で初金星を挙げた日馬富士と対戦する。

 「あのときの感触は今も残っている」と力強くうなずく。三役以上との対戦成績は6勝3敗。「強い人とやるのは大好き」という気鋭の21歳が、九州場所も大暴れの予感だ。 (臼杵孝志)

阿武咲 奎也(おうのしょう・ふみや)

 本名・打越奎也。平成8(1996)年7月4日生まれ、21歳。青森・中泊町出身。5歳で相撲を始め、小学6年時に初の全国優勝。三本木農高1年時に国体少年の部を含む2度の全国優勝。同校を中退し、阿武松部屋に入門。しこ名の由来は「阿武松部屋で花を咲かせてほしい」。平成25年初場所初土俵。序ノ口から負け越し知らずで27年初場所新十両。29年夏場所新入幕。得意は突き、押し。1メートル76、165キロ。

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