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日本、ビデオ判定に泣く…ハリル監督は強気「後半はブラジルに勝ち」

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槙野(左端)が後半18分に反撃のヘッド弾。ブラジル戦11年ぶりの得点も相手はやはり強かった (共同)  国際親善試合(10日、日本1-3ブラジル、フランス・リール)ビデオ判定も“逆風”-。国際連盟(FIFA)ランキング44位の日本は、同2位のブラジルに1-3で完敗した。前半、日本はPKでFWネイマール(25)=パリ・サンジェルマン=に先制点を与えるなど3失点。先制点のきっかけとなったのは、日本戦では初めて使用されたビデオ判定(VAR)だった。日本は、後半17分にDF槙野智章(30)=浦和=が頭で1点を返すのがやっと。W杯前の試金石となる一戦で、世界の強豪との実力差が改めて明らかになった。

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 冷たい雨が降り注ぐ。ハリルホジッチ監督はぬれた両手を大きく広げ、判定に不満を表した。

 「ビデオ判定によるPKでチームのバランスが少し崩れた。世界一のチームに不安定になったところで、相手はその状況を利用してゴールした」

 指揮官は試合後、劣勢だった前半を分析。日本にとって初体験となった新システムを敗れた主因とした。

 前半7分。ブラジルの左CKでDF吉田が相手を倒したが、ゲームは続行された。その直後に、ピッチサイドのVARから主審に「重大なファウルの可能性」があると無線で連絡が入ると、試合は中断。主審は動画でプレーを確認した直後にペナルティーエリアを指さし、ブラジルに先制点につながるPKを与えた。

 ブラジルの速いパス回しに慣れない中での失点。MF長谷部は「早い時間で失点し、プランが崩れた」と振り返った。相手は前線にネイマールらを配しながら、14日のイングランド戦も見据えて中盤や守備陣で主力を温存。新ユニホームに袖を通した日本は後半、高い位置でのプレスが功を奏し、徐々にペースを握った。同17分にDF槙野が1点を返し、ハリルホジッチ監督の自宅のあるリールで一矢は報いたが…。

 「前半は相手をリスペクトしすぎた。後半のパス回しは同等かそれ以上。後半は1-0で勝ち、満足できるし希望が持てる内容」と、指揮官は納得の表情を見せたが、前半の戦い方にこそ課題はあるはずだ。

 本大会でも導入予定で強豪国に有利に働くとされるビデオ判定に苦しみ、1対1の「デュエル」でも劣勢を強いられた一戦。7カ月後の本番を前にハリル・ジャパンの“敵”はまだ多い。 (一色伸裕、大石豊佳、円賀貴子通信員)

3失点を喫したGK川島「W杯でも、1次リーグでこういう相手がいることは間違いない。やはり前半は満足できない」

約3年ぶりの代表戦に出場し、2点を追う後半25分から攻撃的MFに入った森岡「追い付こうと思ってピッチに入ったので、それができなくて悔しい」

CKでMFフェルナンジーニョを抱え込むように倒し、ビデオ判定でファウルと認められたDF吉田●●●

「ビデオ判定なので言い訳はできない。これを経験できたことは個人的によかった」

日本協会・田嶋幸三会長「ブラジルはシンプルなプレーを正確にやっている。もちろん個人の力の差、スピードの差もあるが、そこを突き詰めて、どう縮めるか考えないと。負けたが、収穫は多かった」

日本協会・西野朗技術委員長「こういう試合は守備のリズムを取るまでに、どうしても時間はかかる。そこで失点してしまった。プレスが中途半端になり、そこで逆に相手をスピードに乗せてしまった」

ビデオアシスタントレフェリー(VAR)制度

 昨年12月のクラブW杯から導入されたビデオ判定制度。ペナルティーエリア内のファウルなど試合の結果を左右するような重要な場面で用いられる。判定に疑問がある場合、主審は無線でビデオ室に控えている専門の審判員(VAR)に助言を求めることができる。VARから主審へ判定の間違いを指摘することも可能だが、最終的な決定は主審が下す。ビデオ室はピッチサイドなどに設けられる場合と、試合会場から離れたところに設けられる場合があり、日本-ブラジルでは前者が採用された。

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