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マルセイユ・トヴァン、「自分は野心家」と語るフランス代表ウィンガーの野望とは

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 3月に行われたロシアW杯の欧州予選で、フランス代表に初選出されたフロリアン・トヴァン。6月に控えるパラグアイとの親善試合、W杯欧州予選のメンバーに再び含まれ、いよいよデビューへの期待が高まっている。

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 そもそもトヴァンとは誰なのか。いまだフランスやイングランドのサッカー好きにしか知られていない選手かもしれない。もしかすると、日本の熱心な酒井宏樹のファンは知っている可能性もあるが。

 彼はオリンピックマルセイユに所属し、今シーズン、リーグ・アンで15得点を挙げている選手だ。プロデビュー直後に輝きを見せて以降、ニューカッスルでくすぶった時間もあったが、早くも2度目の春を迎えたノリに乗っている選手である。トヴァンはいまだレ・ブルーのユニフォームを身にまとってピッチに立ったことは一度もないが、ロシアW杯で彼が活躍することはもはや確実と言っても大げさではない。マルセイユでの活躍を見ていれば、そう断言してしまう私の気持ちもわかっていただけるだろう。

 また、野望に満ちた若者である彼自身もW杯への出場が一つの目標であるようだ。

 「全てのサッカー選手にとってワールドカップでプレーすることは夢だから、もちろん僕だってフランス代表に選ばれてワールドカップに出たいと願っているよ。僕は今それに向けて毎日トレーニングを重ねているし、寝ても覚めてもワールドカップに出場するチャンスを得たいと思っているんだ。でも、余計なプレッシャーを自分にかける必要はないと思っているね。ただやるべきことをやり続けることが大切なんだ。そうすれば夢の実現は近づくはずだから。それにワールドカップに出ることだけじゃなくて、サッカー選手としての夢や目標はたくさんあるよ」

 自信満々に野望を語るトヴァン。もちろん彼は、ただ脳天気に未来を語っているわけではない。自分が成功をつかみ取るために、野望を口にし、そのために戦ってきたのだ。

 「僕は堂々と“自分は野心家だ”って言えるね。だって人生において野心を持つことは必要なことでしょ? そうやって野心を持って一つひとつの夢を僕は叶えて来たんだ。フランス代表に選ばれたいという想いは常に頭の片隅にあったけど、やっと今回その野望が叶ったんだ」

 とはいえ、トヴァンのウィンガーというポジションは世界でも人気のあるポジションだ。それはクラブからの、ということではなく選手にとってだ。サイドを戦場とする選手の中から多くのスターが生まれた。クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシだって該当すると言えるし、次世代からも次々と有望な選手は生まれ続けている。フランス代表だってもちろん例外ではない。しかし、トヴァンは代表でのライバルたちにも臆する様子はなく、むしろ学ぶ意欲を見せている。

 「僕のポジションをプレーする選手は大勢いるし、若い選手も多い。ユース代表で会っている選手もいるからお互いを良く知っているね。とにかく、フランス代表に選ばれたことは僕にとって大きなチャンスなんだ。成長するために全力を尽くすつもりさ。それに、先輩にも偉大な選手がたくさんいるから、こういう選手たちから勉強させてもらうつもりだよ。もちろんみんなライバルだけど妬んでも仕方がない。代表ではいろんなことを学んで、自分のレベルを上げるように努めるだけさ」

 初招集ではアウェーで戦ったルクセンブルク戦、親善試合のスペイン戦と、ともに出番のなかったトヴァンであったが、チームに合流し多くのことを吸収したに違いない。W杯本番までにまだ時間はある。彼の野望はより一層強みを増していることであろう。まずは6月の代表戦で彼の輝きがワールドワイドで放たれるにふさわしいものなのか、見る必要がありそうだ。

 文=セバスティアン・マルテン/Sebastien Martins(Goal.com)

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